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4月9日は「大仏の日」 『仏ゾーン』を読もう!【きょうのマンガ】

2017/04/09


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

4月9日は大仏の日。本日読むべきマンガは……。


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『集英社文庫 仏ゾーン』第1巻
武井宏之 集英社 ¥600円+税


今から1265年前の西暦752年4月9日は、奈良東大寺の大仏「東大寺盧舎那大仏」の完成を記念して、大仏に眼を入れる儀式「大仏開眼供養会」が行われた日だ。

奈良の大仏は、聖武天皇が疫病の蔓延や内乱といった国内の乱れを憂い、「大仏造顕の詔」が発せられ、建立された。長い歴史のなかでたびたび焼失。そのつど修復が行われ、現在でも奈良東大寺でその姿を拝むことができる。

そんな、日本の大仏のなかでもっともメジャーな1体が完成した日ということで、本日は「大仏の日」と制定されている。ということで、今回は、仏像たちが壮絶なバトルを繰り広げるマンガ『仏ゾーン』を紹介したい。

弥勒菩薩の生まれ変わりの少女・西岸サチを、悟りへと導かせるために現れた千手観音菩薩の少年・センジュ。仏像に入りこむことで地上に現れる「仏ゾーン」であるセンジュは、欲望の化身の仏敵・魔羅が仏像に入りこんだ「仏ゾイド」たちからサチを守りつつ、インドへと向かうことになる。

仏ゾーンの身につける武器「天衣(アーマー)」のメカニカルなビジュアルや、「因果応報」といった仏教由来の必殺技など、ポップなアレンジを施されてバトルマンガに落としこまれた仏教要素の数々は非常に魅力的で、同著者の『シャーマンキング』の原点を感じることができるだろう。

本作では残念ながら、ヒロイン・西岸サチが完全に悟りを開く瞬間は描かれなかったものの、『シャーマンキング』にて、サチは大日如来となったセンジュとともにサティ・サイガンという名で登場し、成熟した姿を披露している。
さらに、『シャーマンキング』の登場人物たちの過去を描いた『シャーマンキング0 -zero-』第2巻に収録されている「カドゥ 驕るマハラジャ」は、本作と『シャーマンキング』の間を描いた『仏ゾーン』インド編ともいえる内容。ぜひ、その後の武井ワールドで活躍する、『仏ゾーン』キャラたちの姿を堪能していただきたい。

奈良には大日如来や馬頭観音菩薩など、本作で登場する仏像が多く存在し、間近で見ることができる。『仏ゾーン』を読んだあとに見る仏像の世界は、きっと以前までとは違ったものに見えてくるはずだ。



<文・山田幸彦>
91年生、富野由悠季と映画と暴力的な洋ゲーをこよなく愛するライター。怪獣からガンダムまで、節操なく書かせていただいております。Twitter:@gakuton

単行本情報

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