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5月22日はコナン・ドイルの誕生日 『憂国のモリアーティ』を読もう! 【きょうのマンガ】

2017/05/22


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

5月22日はコナン・ドイルの誕生日。本日読むべきマンガは……。


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『憂国のモリアーティ』 第1巻
コナン・ドイル(案) 竹内良輔(構) 三好輝(画) 集英社 ¥438+税


1859年の今日5月22日、スコットランドのエディンバラでアーサー・コナン・ドイルが誕生した。
ご存じ『シャーロック・ホームズ』シリーズの生みの親である。

ミステリの基本ともいえる同シリーズは、主役である名探偵シャーロック・ホームズと、彼の友人であり書き手であるワトソン博士が活躍する作品だということは、みなさんもご存じのとおりだ。
そしてホームズの仇敵ともいうべき犯罪者、それがジェームズ・モリアーティ。
今日は彼を主役とした人気作『憂国のモリアーティ』をご紹介したい。

時は19世紀末。
舞台は、完全階級制度の敷かれた大英帝国、ロンドン。
モリアーティ伯爵家の長子であるアルバートは、差別がはびこるこの国にうんざりしていた。
この醜い世界をなんとかできないものか――。
そんな彼はある日、孤児院でとある兄弟と出会う。
特に兄のほうは並々ならぬ頭脳で周囲の人々を助け、常に人々の輪の中心にいた。
その兄こそが、のちのちホームズの宿敵となる男・モリアーティ教授だったのだ――。

さて、まず目につくのは、その緻密なストーリーと凝った設定、そして卓越したキャラメイキングだ。
無論原作のシリーズにもとづくものではあるが、特にのちのモリアーティ教授となるウィリアムには圧倒される。 ひと言で表現するならば、徹底した悪の美学、というところだろうか。
その美貌も、人となりも、すべてが読者を魅了してやまない。
ウィリアムが貴族であるアルバートや弟のルイス、またほかの仲間達をうまく動かし、歪んだ世界に一矢を報いるプロセスは、本当に見ていてワクワクしてしまう。

善と悪は、常識が覆ってしまえばあっけなく入れ替わるものだ。
実際どちらが悪と感じるか、それは読者諸氏にご判断いただければと思う。
ともかくこの作品は、ウィリアムの見事な手腕に見惚れつつ、1ページ1ページ丁寧に読んでいっていただきたい。
なにせ緻密なお話なのだ。何度読みかえしても、そのつど楽しめること請け合いである。



<文・山王さくらこ>
ゲームシナリオなど女性向けのライティングやってます。思考回路は基本的に乙女系&スピ系。
相方と情報発信ブログ始めました。主にクラシックやバレエ担当。
ブログ「この青はきみの青」

単行本情報

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