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6月7日はかつて計測量記念日だった日 『ギャグマンガ日和』を読もう! 【きょうのマンガ】

2015/06/07


GagMangaBiyori_s01

『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』第1巻
増田こうすけ 集英社 \390+税


記念日も、時代の流れとともに消えてなくなってしまうもの。
6月7日は、そんな今はなき記念日である「計量記念日」だ。

正確に言えば、「計量記念日」自体は今も11月1日に存在している。
設定された日が変わったわけだが、これは1993年11月1日、それまでの「計量法」が改正されたため。

もともと6月7日の計量記念日は、1952年6月7日に、それまでの「度量衡法(主に尺貫法)」を全面改正した「計量法(主にメートル法)」が公布されたことにちなんでいる。
しかしさらなる改正で、6月7日の記念日も、度量衡法もすっかり今は昔となった。

さて、その度量衡法の基盤ともなっている尺単位を用いて、初めての日本地図『大日本沿海輿地全図』を完成させた人物と言えば、商人で測量家でもある伊能忠敬だ。1800年(寛政12年)から1816年(文化13年)までの16年、みずから全国を歩いて測量、また、明治時代の曲尺のもととなる単位を生み出した人物でもある。

こうした功労者がいるからこそ今の測量法も地理学もあるのだが、かの偉人はやたらと弱音を吐いてばかりの人物だった……!?
そんなふうに伊納忠敬を描いているのが『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和』。
歴史上の様々な人物や事象をギャグで描いている人気作だ。
作中での伊能忠敬は、なぜか宇宙人や中年女性と日本を回っていて、とにかく後ろ向き。
ぼやきばかりを口にしていて、しまいには、日本の国土は「広すぎるんだよ」。

もちろん、これはフィクションでギャグ。
ただ、確かに日本を16年もかけて回っていたら、そうやって愚痴りたくもなる?

クスクス笑いつつ、今はなき測量法とその記念日を振り返ってみるのも楽しいだろう。



<文・渡辺水央>
マンガ・映画・アニメライター。編集を務める映画誌『ぴあMovie Special 2015 Spring』が3月14に発売に。映画『暗殺教室』パンフも手掛けています。

単行本情報

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