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9月17日は日朝首脳会談で両国首脳が「日朝平壌宣言」に署名をした日 『奪還』を読もう! 【きょうのマンガ】

2015/09/17


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。さて、本日読むべきマンガは……。

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『奪還』
蓮池透(原作・監修) 本 そういち(画) 双葉社 ¥743+税


2002年9月17日、小泉純一郎首相が北朝鮮を訪問し、平壌で金正日と首脳会談を行い、日朝平壌宣言に署名した。
日本の国家元首としては、戦後初となる訪朝である。

北朝鮮側はその会談で、初めて日本人の拉致を公式に認めた。
この会談から1カ月後の10月15日、5人の拉致被害者(地村保志・富貴恵夫妻、蓮池薫・祐木子夫妻、曽我ひとみ)が帰国することになる。

この拉致問題のドキュメンタリーコミックが『奪還』(原作・監修:蓮池透、作画:本 そういち)だ。
原作者の蓮池透は拉致被害者の蓮池薫の兄であり、被害者家族の視点から一連の拉致問題が描かれている。

このときに帰国した5人の拉致被害者は、あくまで“使節団”の名目での一時帰国であり、家族を北朝鮮に残してきていた。彼らの言動は逐一チェックされていたため、「このまま日本に残る」とは明言できなかった。
しかし、彼らをこのまま北朝鮮に戻してしまったら二度と帰ってくる機会がなくなってしまう。そこで被害者家族たちは、リスクを承知のうえで、北朝鮮へ戻る予定日までのかぎられた期間のうちに帰国した5人に「北朝鮮に戻らない」と明言させる必要があった。

この作品は被害者家族の戦いの記録だが、タイムリミット・サスペンスとしての性質もあわせ持っているのが特徴だ。

日朝平壌宣言から今日で丸13年が経過した。
拉致問題はまだ解決していない。



<文・加山竜司>
『このマンガがすごい!』本誌や当サイトでのマンガ家インタビュー(オトコ編)を担当しています。
Twitter:@1976Kayama

単行本情報

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