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『ギリギリアウト』第3巻 ソウマトウ 【日刊マンガガイド】

2015/09/22


日々発売される膨大なマンガのなかから、「このマンガがすごい!WEB」が厳選したマンガ作品の新刊レビュー!

今回紹介するのは『ギリギリアウト』


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『ギリギリアウト』第3巻
ソウマトウ KADOKAWA ¥570+税
(2015年8月26日発売)


宮ヶ瀬花(ハナ)は、成績トップで、アイドルばりにかわいいとウワサされる女子高生。
ところが彼女はひとつ巨大な悩みを抱えていた。
緊張するとすぐに尿意がこみ上げてきて、限界を超えてしまうのだ。

それじゃ学校生活送れないじゃないよ! もらしまくりだよ!

前途多難なハナは、触れると自分の尿意がひく、という特異体質を持った少年、徳山大宇宙(ソラ)に出会う。
おもらしの呪い(?)にかかっているハナとソラの、秘密の「おしっこ我慢」ライフがはじまった。

「おしっこ」は「嘔吐」と並んで、「合法的に女の子を恥じらわせることができる」マンガの奥義だ。マンガだと色も匂いないし。
特におしっこは、「我慢をする」「赤面をする」「(漏らした時に)恍惚の表情になる」「(漏らして)泣き出してしまう」と、エロティックな要素満載。緊張や刺激を受けた時に、我慢しまくった体に走る神経のビリビリは、描写すると性感にそっくりだ

この作品がうまいのは、一生懸命にハナを助けようとする三白眼少年のソラと、ソラに助けられるうちに好意を抱き始めたハナの、淡い恋物語が、おしっこを通じて深まっているところだ。
そもそも「漏らすかもしれない」というのは緊急事態。これを乗り切るためにソラが走ってやってくる。ヒーローじゃないか。

第3巻では、ソラの姉の永遠(とわ)が、2人の恋愛模様に気づいて、ハナに詰め寄ってソラへの思いを聞き出そうとする。
2人の関係は、友達と言うより、「尿意を我慢するための協力関係」から始まっている。
ハナとソラ、それぞれ今は、相手に対してどんな気持ちを抱いているのか。あらためて考える段階にきた。

物語は、自分たちの感情に気づいたここから、一気に盛り上がりそうだ。
同時に、おもらしシーンもさらに、アクロバティックになっていきそうだ。



<文・たまごまご>
ライター。女の子が殴りあったり愛しあったり殺しあったりくつろいだりするマンガを集め続けています。
「たまごまごごはん」

単行本情報

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