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『マジカロマジカル』第5巻 鈍速毎日 【日刊マンガガイド】

2016/03/15


日々発売される膨大なマンガのなかから、「このマンガがすごい!WEB」が厳選したマンガ作品の新刊レビュー!

今回紹介するのは、『マジカロマジカル』


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『マジカロマジカル』第5巻
鈍速毎日 秋田書店 ¥429+税
(2016年2月8日発売)


人間をはじめとした生物たちが、突如怪物になる現象が発生。無数の人が、死んだ。
この怪物出現と時を同じくして、能力を開花し、人類を守る力を持った人間が現れた。それが「魔法使い」。

3人の魔法使いの少女が、怪物から人を守っていく様子を描いた、アクションマンガだ。

怪物を「倒す」のではなく、「いやす」のが目的になるのがポイント。
ヒロインの小泉雫(こいずみ・しずく)は、戦う能力が皆無。かわりに、ささやかな治癒能力を持っており、怪物をもとの姿に戻すことができる。

とはいえ簡単ではない。心身にかかる負担は絶大。
チームメイトの日向朝(ひむかい・あさ)、沙原簓(さはら・ささら)たちと力を合わせながら、怪物へ接近を試みる。

物語の軸になっているのは、「マジカルパートナー」の存在。
魔法使いの力が発現した人間のもとに現れる。
マジカルパートナーは、まだ幼い魔法使いたちを叱咤激励し、勇気を奮い立たせる存在。雫は「師匠」と呼んでいた。
正体は、命の危険ととなりあわせの魔法使いの心が折れてしまわないための、「心の添え木」のようなもの。

だから、強い心を得られた時、マジカルパートナーは不要となり、消えてしまう。
3人がマジカルパートナーから卒業し、一歩成長する様子を描いた物語構成になっている。

最終第5巻では、最強の「魔女」と呼ばれている、ヒカルと対峙する。
彼女は感情を失い、悲しみも喜びもなかった。
だから、人を助けたいと笑顔で戦う雫に触れて、動揺する。

物理攻撃系魔法使い日向朝のど派手なアクション、怪物たちの奇抜なデザイン、世界が崩れ重力が反転する不思議な空有感描写など、見どころ満載。
それに加えて、魔法使いたちが一皮むける様子や、人間世界での魔法使いショービジネスの存在、救えなかった人間や残された人間たちの姿など、シリアスな内容も多い。読みごたえは抜群だ。

注目したいのは、雫に惚れこんでいる、半怪物化したイヌ人間の狼一。
普段はイヌの大きさでちんまりしており、戦闘時は人間サイズのもふもふマッチョになる。
どちらもアクションが非常にキュート。ケモナーなら必見のキャラだ。



<文・たまごまご>
ライター。女の子が殴りあったり愛しあったり殺しあったりくつろいだりするマンガを集め続けています。
「たまごまごごはん」

単行本情報

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