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【日刊マンガガイド】『ウヒョッ!東京都北区赤羽』第3巻 清野とおる

2014/08/11


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『ウヒョッ!東京都北区赤羽』第3巻
清野とおる 双葉社 ¥920+税
(2014年7月28日発売)


23区最北のミステリーゾーン「赤羽」の不思議な住人、店舗、動植物、超常現象にスポットを当てまくるドキュメンタリーマンガである本作。
「ケータイまんが王国」から「漫画アクション」に掲載媒体を移し、タイトルの頭に“ウヒョッ!”がついてから3冊目となる今巻の主役は、赤羽岩淵駅からほど近いタイ料理屋「ワニダ」のママ、ワニダさんだ。表紙では真っ赤な顔をして怒っているが、普通にしていればとても美人である(カバーを外して、ご確認ください)。

伝説の居酒屋「ちから」亡き今、「ワニダ」は作者のホームとなった。
ワニダさんの暴走は常軌を逸しており、冒頭から惨劇の数々がつづられる。一方で、シラフの時には、一見のお客さんを追い返してしまうなど、トゥー・シャイなワニダさん。そのギャップがとてもキュートだ。
そんな彼女の人柄と、なにが起こるかわからないワクワク感に引き寄せられ、多種多彩なお客さんが毎晩「ワニダ」に集ってくる。

終盤の第32話では、作者とトークイベントで知り合ったスチャダラパーのBOSE氏が、彼女である元・あやまんJAPANのファンタジスタさくらださん(2012年に結婚して現在は奥様)とともに、赤羽を来訪。あろうことか、清野さんはこの有名人たちを「ワニダ」に連れていく。
案の定、2人のことなど知らないワニダさんが、とんでもない蛮行を……!

客への暴言なんて当たり前、それでもリピートしたくなる強烈な磁場を持つ店「ワニダ」。ちなみに筆者も一度訪れましたが、料理はとても美味しいです。
ディープな赤羽を体験したい方は、ぜひとも「ワニダ」に足を運んでほしい。赤羽の新カリスマ・ワニダさんが、熱烈に歓迎してくれるはずだ(ただし、シラフのときは除く)。



<文・奈良崎コロスケ>
68年生まれ。東京都立川市出身。マンガ、映画、バクチの3本立てで糊口をしのぐライター。中野ブロードウェイの真横に在住する中央線サブカル糞中年。
個人サイト ドキュメント毎日くん

単行本情報

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