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1月26日は「文化財防火デー」 『め組の大吾』を読もう! 【きょうのマンガ】

2017/01/26


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

1月26日は文化財防火デー。本日読むべきマンガは……。


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『め組の大吾 ワイド版』 第1巻
曽田正人 小学館 ¥676+税


1949(昭和24)年1月26日、世界最古の木造建造物である法隆寺が炎上し、その壁画が損傷してしまうという事故が発生した。
そこでこの1月26日に制定されたのが、「文化財防火デー」だ。大きな事故が起きてしまった同日を文化財防火デーとすることで、我々の防災意識を高めることに狙いがあるのだろう。

火災は非常に多くのものを奪う。だからこそ、一人ひとりが防災に対する意識を高めることが必要なのだ。

しかし、それでも防げない火災(そして災害)もある。
そこで活躍するのが、消防士たち。
彼らは身を挺して我々を守り、災害と対峙する勇敢な戦士といえるだろう。

そんな消防士にスポットライトをあてたマンガといえば、『め組の大吾』だ。
本作は1995年~1999年まで「週刊少年サンデー」にて連載されていた作品で、2004年には実写ドラマ化もされた。

主人公・朝比奈大吾とめだかヶ浜出張所の消防士たちが火災に立ち向かう姿を描いており、血気盛んだがまだまだ子どもっぽい一面もある大吾の成長ストーリーとして楽しむこともできる。
なにより、普段なじみのない消防士たちの奮闘ぶりを知ることで、我々の生活がいかに守られているのか実感できるだろう。

消防士は決してスーパーマンではない。
大吾だって、火災現場に飛びこむことにおびえ、救助者を見つければ体の震えが止まらなくなってしまう。
それなのに、どうして彼らは消防士として戦うことを選んだのか。
その疑問は本作を読み進めることで解けるはず。
そしてそれと同時に、彼らに対する感謝の気持ちもわいてくるはずだ。

防災意識に気を配るとともに、本作を通じてぜひ消防士たちの想いに触れてみてほしい。



<文・五十嵐 大>
83年生まれの、引きこもり系フリーライター。デスゲーム系やバトルもの、胸キュン必至の恋愛マンガやBLまで嗜む、マンガ好きです。マイブームは、マンガ飯の再現。

単行本情報

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