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みつはしちかこ『小さな恋のものがたり』インタビュー【前編】 まさかの結末に涙、涙、涙! 連載開始から52年の超長寿ラブストーリー、ついに完結 

2014/11/20


マンガのなかに詩を取り入れたのは、俳句好きが高じて

――先生の作品の大きな特徴は「叙情まんが」であることだと思います。詩を入れた作品にしようと思った理由はありますか?

みつはし もともと俳句が好きだったので、マンガのなかに俳句と同じく季節感を取り入れたかったんです。それに詩を加えると、アイデアもスムーズに出るようになりました。まず詩でムードを出して、マンガに入っていく……という進め方です。

『小恋』といえば随所に登場するこの詩とイラストのページ。味わいのある手書き文字もステキ。だれもが心のなかに持つピュアな乙女部分に響きます。

『小恋』といえば随所に登場するこの詩とイラストのページ。味わいのある手書き文字もステキ。だれもが心のなかに持つピュアな乙女部分に響きます。

――その詩が楽しかった、逆に思いつかなくて辛かったなどの思い出はありますか?

みつはし 詩を書くことは本業ではないので、楽しく気楽に書けましたね。四コマのアイデアがなかなかできないときのほうが辛かったです。

――たとえば詩とイラストだけを書いて、絵本のようなものにすることもできたと思うのですがマンガというかたちがよいということだったのでしょうか?

みつはし ずっと私の夢は、四コママンガをおもしろく描くことでしたから。


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