このマンガがすごい!WEB

一覧へ戻る

『君に恋をするなんて、ありえないはずだった』 (柏木郁乃(画) 筏田かつら(原作)) ロングレビュー! 非モテ男子と派手系美少女の恋に「アオハル的」展開はあるのか? ジリジリする2人の恋模様から目が離せない!!

2018/01/29


話題の“あの”マンガの魅力を、作中カットとともにたっぷり紹介するロングレビュー。ときには漫画家ご本人からのコメントも!

『君に恋をするなんて、ありえないはずだった』著者の柏木郁乃先生から、コメントをいただきました!

著者:柏木郁乃

筏田先生の書かれる繊細な心理描写をどうやってマンガに落としこんでいったらいいのかなぁとうんうん悩みもしますが、ころころ変わる恵麻ちゃんの表情など楽しみも交えつつ毎回描かせていただいています!
原作ファンの方には新鮮な気持ちで楽しんでもらえて、コミカライズから入った方には原作も読んでみたいと思ってもらえるような、2度楽しめる作品にできたらいいな~と思います。

今回紹介するのは『君に恋をするなんて、ありえないはずだった』

『君に恋をするなんて、ありえないはずだった』
柏木郁乃(画) 筏田かつら(原作) 宝島社 ¥650+税
(2018年1月26日発売)


累計13万部突破! 昨年話題となった瑞々しい青春恋愛小説『君に恋をするなんて、ありえないはずだった』(筏田かつら)が、新人・柏木郁乃のペンでコミカライズ。
タイトルの“ありえない”は、ザ・地味系男子高生の代表格・飯島靖貴の弁。彼のいう“ありえない君”は、スクールカーストの最上位に陣取る派手系女子たちのなかでもトップクラスの美少女・北岡恵麻のことだ。

入学当初に靖貴が恵麻のことを「イヤな女」認定した瞬間。思春期男子ってナイーブなのよ……。

高校生活終盤戦、ここまで部活に打ちこむわけでもなく、色恋沙汰も皆無だった靖貴は「卒業まで無事に過ごせれば、それでいい」などと枯れた思考で夏休みを迎えようとしていた。
そんなとき、彼の前に現れたのが同級生の恵麻である。

じつはこの2人、1年生のときも同じクラスだったのだが、些細なことから劣等感を刺激された靖貴は、彼女に対して心を閉ざしていた。
そんな2人が三泊四日の勉強強化合宿で急接近することに!?

お高くとまって見えるクラスの美少女が半ベソで顔を上げたら、瞬殺されるのは必然ナリ。

さて、ここからのムズキュン展開に訝しがる男子諸兄もいらっしゃると思うので、だれもが一度は通るはずの恋愛基礎講座をおさらいしておこう。同一サークル内ではない男女が意識し合う瞬間、それはズバリ、ギャップである。
ギャップこそが恋愛の幕開けを告げるファンファーレの役割を担うのである。

靖貴と恵麻の場合、山奥で行われる受験対策用の夏合宿が舞台となった。夜になり、大部屋の仲間たちとのジャンケンに負けて飲みものの買い出しに行くハメとなった靖貴は、帰り道でうずくまっている少女を発見。それは裸足で膝を抱える恵麻だった。

1年生のときの恨みをいまだに抱き続けている靖貴だったが、さすがに放ってはおけず、ジェントルな態度で彼女に手を差し伸べる。暗い山道を並んで歩く2人、他愛もない会話をするのはこれが初めてである。
合宿所に到着するころには、すっかり恵麻に対する苦手意識が消えうせ、楽しかった帰り道を反芻する靖貴。
うん、10代の男子なんてこれくらい単純!

思わぬヒーローぶりと初めて見る私服姿が相まって脳内が混乱し始める恵麻。ギャップ効果って絶大だよなぁ。

一方、恵麻にとってもこの一夜の出来事は大きいものだった。じつは靖貴には想像もつかないほどの恐ろしい事件が彼女の身に起こっていたのだ。誰もいない夜の山道で心細くて震えている自分に声をかけてくれた靖貴は、それまで抱いていた冴えないオタク少年というイメージを一変させ、気になる存在へと急浮上! これぞ吊り橋効果である。

もちろん、この一夜を経て即2人がラブラブモードに突入するわけではない。ないのだが、靖貴にとってはこれまでの高校生活で経験したことのない色づいた日々がスタートすることに。接点のまったくなかった恵麻と何かと絡むようになり、自然と会話も増えていく。

単行本情報

  • 『君に恋をするなんて、ありえ… Amazonで購入

関連するオススメ記事!

アクセスランキング

3月の「このマンガがすごい!」WEBランキング

  • shinjin_09_minibanner
  • konomanweb_top_0419
  • MangaFree_banner
  • 逆転裁判4[300×65]