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真夏の夜がカレを大胆にさせる!? “花火デート”マンガベスト5【このマンガがすごい!編集部が勝手に選ぶ】

2015/07/25


第4位 だれもいないプールでアオハル全開!

『orange』高野苺

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『orange』第2巻(既刊4巻、以下続巻)
高野苺 双葉社

『このマンガがすごい!2015』オトコ編第15位、今年12月に実写映画も公開予定と、2015年大注目の本作。長野県松本市を舞台にした、切なくも甘酸っぱいSFラブストーリーです。

高校2年生の女の子・高宮菜穂は、ある春の日に突然、10年後の未来の自分が書いたとされる手紙が届きます。その手紙には、菜穂がこれから出会い、好きになる転校生・成瀬翔が事故で亡くなるという悲しい未来が予言されていました。10年後の自分からの手紙を頼りに、菜穂は翔が亡くなる未来を変えようとします。

さっそく友だちになった菜穂と翔は、お互い好意はもっているものの、恋人未満の関係が続き、読者から見たらじれったい関係。未来からの手紙では、文化祭のラストにあがる花火を「2人で見よう」と翔に誘われると書いてあったため、密かに期待している菜穂ですが、待っていてもまったく誘われる気配がありません。
もしかしたら悲しい出来事だけでなく、楽しい思い出も起こらない未来に変えてしまっているのかもしれないと不安に思う菜穂は、勇気を出して、自分から翔に「一緒に見よう」と誘います。その誘いを「みんなで」見るのだと受け取った翔。しかし菜穂は、もう一度「2人で!」と伝えます。(ついに2人はくっつくの!?)

このあと菜穂と須和は「2人で」花火を見ることができるのですが、じつはその前に翔が、菜穂と2人で花火を見てもいいかと、菜穂のことが好きな男子・須和に確認を取るという友だち想いの一面を見せているんです。こんなときでも友だちのことを思いやる男の子同士っていいですよね!
本題の花火デートシーンですが、菜穂と翔はプールで花火が打ちあがるのを見つめながら、それはもうラブラブな時間をすごします。(逆にこれでつきあっていないっておかしいんじゃ!?)
菜穂が翔にもらった花柄のヘアピンをつけてくるのも、女の子らしくてかわいらしい! はたしてどんな結末を迎えるのかドキドキですが、これから先も2人に幸せな未来が訪れることを願わずにはいられません。菜穂、がんばれ!



第5位 女の子の浴衣姿にますます想いがエスカレート!?

『360°マテリアル』南塔子

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『360°マテリアル』第8巻(全8巻)
南塔子 集英社

頭はいいのに、ちょっと天然な男の子・滝くんが気になる女子高生・大高美桜は、彼が電車でひかれそうになっていたところを、間一髪で助けます。
これをきっかけに急速に仲よくなっていく2人は、早くもおつきあいをすることに。2人のつきあいは順風満帆! かと思いきや、滝くんと美桜を離そうとする滝くんの幼なじみの美少女が現れたり、滝くんの元カノ・美和が現れたりとモテモテな滝くんに、美桜の不安はつきません。

そんななか、美桜を密かに想い続ける「イケメン・長身・バスケ部」とモテる男の3拍子がそろったクラスメート・丸井が、美桜に告白します。本作において、いわゆる“2番手男子”である丸井は、もちろん、すでに滝くんの彼女である美桜にフラれてしまうのですが、今回は、フラれたあともかっこいい丸井くんを紹介しちゃいます!

クラスの友だちと花火大会に行く約束をした美桜は、友だちの策略で、丸井といっしょに出店をまわることになります。部活後すぐにお祭りにきたという丸井が、練習着ではなく私服のように見えるのを疑問に思った美桜は、丸井の格好について問いかけるのですが、その丸井の返しにハートをわしづかみにされましたっ。
シャワー室で着がえたという丸井の、「好きなコが浴衣でくるってわかってるとこに 部活後の汗だくの状態で平気で行けるほど オレもまだ神経太くない」という台詞は、“丸井派”の女子を急増させたはず!
その前にも浴衣をさりげなく褒めたりと、まさに女の子の「理想の彼氏」のふるまいを完璧にこなす丸井……こんな男子、現実にいたらいいのにっ。



番外編 みんなの願いがこもった手作り花火

『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』超平和バスターズ(作)泉 光(画)

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『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』
超平和バスターズ(作)泉 光(画) 集英社

花火といえば、最終回は涙なしでは見られない大人気アニメ『あの花』。
2015年内中にフジテレビ系列にて、実写ドラマの放送も決定している本作、あの感動が再び帰ってくると思うと、胸の高鳴りが抑えられません! ということで、「花火」つながりで『あの花』のコミカライズ作品を紹介します。

宿海仁太(じんたん)、本間芽衣子(めんま)、安城鳴子(あなる)、松雪集(ゆきあつ)、鶴見知利子(つるこ)、久川鉄(ぽっぽ)の幼なじみ6人は、小学生の頃、秘密基地を作って、「超平和バスターズ」というグループ名を名乗り、みんなで遊んでいました。しかし、突然訪れためんまの死をきっかけに、疎遠になってしまいます。
それから月日は流れ、高校生になった「超平和バスターズ」のメンバーたち。ある日、高校受験に失敗し、家に引きこもっているじんたんのもとに、死んだはずのめんまが現れるのでした。突然現れ、「ちゃんと成仏するためにお願いを叶えてほしい」というめんまの願いを叶えるため、じんたんはまずはめんまの願いがなんなのかから探し始めます。

めんまが現れたことによって、「超平和バスターズ」のメンバーが再集結。そんなとき、幼い頃にめんまが書いていた日記が見つかります。その日記には、めんまの「ロケット花火」を打ち上げたいという願いが書かれていました。
みんなでお金を集めて、花火師に頼み込み、ロケット花火を打ち上げてもらえることに。ついにめんまの願いが叶うことになるという喜びと、めんまとのお別れする悲しみで複雑な気持ちでロケット花火の打ち上げ当日を迎える「超平和バスターズ」のメンバー……。
はたしてロケット花火は打ちあがるのか? そしてめんまの願いは叶い、成仏するのか? 続きは単行本でお楽しみください!
アニメとは違うオリジナル要素も満載なので、原作ファンの方にもおすすめしたい作品です。



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