着々と2016年へのカウントダウンが進んでおりますが、みなさん、2015年に発売されたマンガで、まだ読み残しありませんか？

今日振りかえるのは、「このマンガがすごい！WEB」のメイン企画ともいうべき「日刊マンガガイド」。
現在、国内で発行されるマンガ単行本は平均して毎月約1,000冊。そのなかから「このマンガがすごい！WEB」が誇るライター・レビュアー陣が読者のみなさんにオススメしたいマンガをピックアップして、そのレビューを毎日掲載してきたこの企画。

今回は、そのなかでも特に人気の高かった年間ベスト6レビューを紹介します！

●2015年「日刊マンガガイド」年間ベスト6

『性食鬼』稲光伸二

一般誌ギリギリのエロさでお送りするSFマンガ。とにかくエロイです！
ヒロイン・野川いずみはクラス委員で成績も優秀なザ・まじめメガネ女子。でもじつは、授業中に保健室でひとりエッチに至るほど強い性欲が抑えられない女の子で……。
たんぱく質以外のものを溶かす能力を持つキグルミ星人や、露出狂の痴女（!?）と呼ばれるバニー星人など、エロとSFの掛け合わせが秀逸！　ただ本当にエロイので、読む場所には注意してください。（2015年1月9日配信）

絶望の犯島 100人のブリーフ男vs1人の改造ギャル』櫻井稔文

チンピラが、ナイスバディなギャルに改造され、性犯罪者100人が待つ無人島に投下される、というトンデモ設定の衝撃作も、ついに完結！
「ギャルを犯せば島から脱出できる」という条件を提示された性犯罪者たちに追いかけられるチンピラ・コーゾーの貞操は守られる……のか!?（2015年10月25日配信）

『orange』高野苺

今年完結巻が発売、実写映画も公開された、せつないSFラブストーリー。
ある日、高校2年の奈穂のもとに、10年後の未来の自分から1通の手紙が届く。その手紙には、未来の菜穂に起こった悲しいできごとと、その未来を招かないためにしてほしいことが書かれていて……。
現在、第4巻のショートレビュー、最終第5巻のロングレビューも公開中なので、こちらもぜひ読んでみてください。菜穂たちの未来がどうなったのか、イッキ読みをおすすめします。（2014年9月11日配信）

『お尻触りたがる人なんなの』位置原光Z

『アナーキー・イン・ザ・JK』で知られる著者による、下ネタ満載のギャグマンガ。
女の子の表情とかセリフがエロイです！　ショートストーリーの詰め合わせなので、こたつでゴロゴロしながら読むのにちょうどいいかも？　セリフが手書きなところにも、著者のこだわりを感じます。（2015年6月23日配信）

『かつて神だった獣たちへ』めいびい

『黄昏乙女×アムネジア』の著者による最新ダークファンタジー。
戦乱の世に平和ともたらした存在として“神”と称えられていた「擬神兵」は、時を経たいま、人間のかたちを捨て、禁忌の技で異形のものとなった“獣”とされ、狩られる存在になっていた。その「擬神兵」を狩るのは、元・擬神兵で今は人間の姿をしているハンク、そして彼に父親を殺された少女・シャールで……。
せつなくも美しい世界観、ゴールの見えない闘いを続けるキャラクターの心情に惹きこまれます。ストーリーはシリアスですが、シャールがかわいくていやされます。（2015年1月6日配信）

『エロゲの太陽』はまむらとしきり(作) 村正みかど(画)

女の子ばかりのエロゲメーカー「エリコム」に、ただひとりの男性スタッフとして転がりこむことになる主人公……と聞くと、主人公が美女にモテまくるハーレムマンガを想像しがちですが、本作はエロゲ業界のリアルを描くお仕事マンガとして重宝されているんです。
いわゆる“男のロマン”であるエロゲーができるまでには、数々の犠牲が……。あまりに内容が生々しすぎるので、エロゲ業界に身を置いていた著者のエッセイなのでは？　なんて疑問が湧いてきますが、あくまで「この物語はフィクションです。」だそうです。（2015年4月22日配信）

今回は、約1500作品のなかから、ビューのよかった記事を厳選してご紹介しました。気になる1冊は見つかりましたでしょうか？
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