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【2016年2月の「このマンガがすごい!」ランキング オトコ編】 本編よりも反響あり!? 『賭博黙示録カイジ』のスピンオフがぶっ飛びすぎててヤバイ! オトコ編第1位は…… 

2016/01/20


業界注目度No.1!?
「このマンガがすごい!WEB」が誇るランキング選者に協力いただくアンケート集計をもとに、決定される毎月恒例の「このマンガがすごい!」ランキング。今月のランキングは……。

2016年最初の月間ランキングは、いきなり波乱の幕開けでスタート。
超人気マンガのスピンオフ、『日出処の天子』などで知られる山岸凉子の最新作をはじめ、おなじみグルメもあればバイオレンスアクション、ギャグ……と、ジャンルもテーマも百花繚乱。
特に今月は第1位がアレですよ!

さっそく結果を見て、そして読んでみちゃってください!

(2015年12月1日~12月31日発売作品を集計)


⇒⇒⇒ランキング「オンナ編」も要チェック!!


第1位(226ポイント)

『中間管理録トネガワ』 福本伸行(協)萩原天晴(作)橋本智広/三好智樹(画)

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『中間管理録トネガワ』
福本伸行(協)萩原天晴(作)橋本智広/三好智樹(画) 講談社

主人公は、『賭博黙示録カイジ』の敵役である帝愛グループの幹部・利根川幸雄。ワンマン会長・兵藤和尊に苦労させられ、部下たちからも突き上げを食らう中間管理職の悲哀を描く。

福本マンガそっくりの絵柄というだけでなく、そのテイストや“行間”まで忠実に再現したスピンオフ作品。『カイジ』ファンなら必読……!!

オススメボイス!

■『カイジ』本編とスピンオフである本作の関係が、そのまま兵藤会長に仕える部下の利根川&黒服たちの関係として読めるようになっていて、原作ネタを活かしたブラックなギャグがたまりませんでした。福本先生さすがです……!!(漫画トロピーク/謎の社会人漫画サークル)
■福本伸行が『カイジ』で本格的にブレイクしてからおよそ20年、インターネットの発達とともに某巨大掲示板やブログなどで広く親しまれ続けてきた「福本作品ネタ」を、公式側に全力でやられたらそりゃおもしろいに決まってる!(いのけん/麻雀マンガブログ管理人)
■『賭博黙示録カイジ』でもっとも印象に残る敵役だった利根川を主人公にしたスピンオフ作品。絵が似ているのは当然として、台詞まわし、間の取り方、コマ割り、演出などなど、福本伸行の漫画特有の優れた部分を完璧に再現している。それでやってることが企画会議や社員旅行なんだからおもしろくないわけがない(犬紳士/養蜂家)
■新たな『カイジ』スピンオフ作品がついにコミックス化。トネガワが主役というだけでも驚きですけど、何より作者本人が描いているのではと思えるほどの原作再現度がすばらしい。原作では出番がなくなった利根川ですけど、また見たくなってきました(笑)(いけさん/ブログ「いけさんフロムエル」管理人)
■スピンオフだけど、そのおもしろさが今や本家を凌駕している評価さえあったりなかったりする『中間管理録トネガワ』。原作者初期の人情ものギャグを彷彿する展開に笑うしかありません。これほど強烈なキャラがあれば、おふざけのようなコンセプトでも成立できる見本のような作品。あと巻末の付録マンガは反則。(kaito2198/海外翻訳者)
■底抜けにくだらなくて最高。内輪ウケしかないので『カイジ』読者以外にはオススメできない。そして福本先生によるおまけマンガもさすがのおもしろさ(小田真琴/女子マンガ研究家)
■単行本が各地で飛ぶように売れて速攻で重版がかかったという。主役はEカードでカイジに敗れたあの利根川ですよ。このマンガのとにかくすばらしいところは、とにかくギャグマンガであること! 『カイジ』での利根川のイメージを根底からぶちこわすくらい。圧倒的ギャグマンガ……読み終わる頃には利根川が愛おしくなってます。利根川の側近の黒服軍団がみんなボーリングが大好き。じつに最高です。この作品こそ映画カイジで利根川を演じた香川照之氏主演で実写化してほしい!!(ゴロー/AV男優)
■カイジのスピンオフとして、多忙にして有能な中間管理職利根川さんを主人公にしたギャグ。優秀であり、側近で居続けるための苦労が描かれて……ナニコレ(soorce/)
■もはや完全な悪ふざけなのに、なぜか『カイジ』になっている。パロディじゃなくて、公式スピンオフになっている。むしろ「いいのか……それでっ!!?」と思う(ツクイヨシヒサ/マンガ評論家)
■スピンオフならこれくらいはやってほしい。人気が出たからとりあえずスピンオフという傾向にこの作品で終止符を! 『カイジ』を知っている人なら抱腹絶倒間違いなし。即重版で同時発売の本編よりも売れてしまっていますけど福本さん、いいんですか?(早川博志/恭文堂コミッククラフト店)

「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ!


第2位(124ポイント)

『レベレーション(啓示)』 山岸凉子

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『レベレーション(啓示)』
山岸凉子 講談社

中世ヨーロッパのイングランド王とフランス王の間で起こった「百年戦争」を舞台に、伝説の聖女、ジャンヌ・ダルクの生涯を描く。

刑場に引き立てられるジャンヌ・ダルクが初めて神からの“啓示”を受けた13歳の時を回想するという衝撃シーンから始まる山岸涼子最新作に早くも話題集中です!

オススメボイス!

■ジャンヌ・ダルク! 『日出処の天子』に通じる生涯テーマ、「神や仏は本当に人のためにある佳きものか?」を突き詰めてくれそう。これだけシンプルな表紙なのに引き込む目力。凡庸な村娘・ジャネットからこの眼を持つジャンヌへの変化が楽しみ(澤水/報道勤務、ライター、平山夢明mixiコミュ管理人)
■少女マンガのヒロインのような偉人・ジャンヌ=ダルクへの新解釈。ハッピーエンドにはならない予感しかしないが、常識を破り続ける大御所、やっぱりすごい!(和智永妙/ライターたまに編集)
■帯に「山岸凉子が描く、ジャンヌ・ダルク。」と書いてありますが、これ以上の説明はいりません。それだけで傑作が約束されていますから(早川博志/恭文堂コミッククラフト店)
■ジャンヌの前に現れる天使たちの存在感が強烈。不穏な予感におののく(卯月鮎/書評家・ゲームコラムニスト)


第3位(110ポイント)

『乙嫁語り』 森薫

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『乙嫁語り』
森薫 KADOKAWA

19世紀後半の中央アジアを舞台に、「乙嫁=美しい嫁」を中心として厳しい自然に生きる人々の生活と文化を描く。
第8巻の主人公となるのは第1の乙嫁・アミルの友人・パリヤ。率直すぎる性格が災いして結婚相手が決まらずにいるパリヤに、最近気になる相手ができて……。

作中でも人気の高いパリヤの物語がついに登場。あいかわらず緻密な描写で定評のある本作が、新たなキャラクターを得た第8巻でさらに加速してきました。

オススメボイス!

■キャラクターも読者も作者も皆パリヤさんのことが大好きなんだろうって感じがする。パリヤさん大好き(マキタマキナ/(成年)漫画愛好家)
■緻密な描き込みは変わらないのがさすがすぎる。パリヤさんの結婚問題はまだまだ長引きそうだけど、先がどうなるのか気になってしかたがないです(フラン/ブログ「フラン☆Skin」管理人)
■新ヒロインパリヤの、暴走する想像力が、じつに愉快で精気溌剌。表紙のこの子を見てるだけで楽しい(辻真先/アニメ脚本家・ミステリ作家)
■1カ月発売延期になりやっと出ました!!  ビームコミックはこれで決まり!!(旭屋書店なんCITY店 平田/コミック担当)
■やはりいつ読んでもおもしろい。絵の書き込みもこれまたいつ見ても……。今回はツンデレ娘の乙嫁です。ツンデレ好きの方は、この巻から読んでおもしろいと思ったら全巻買いましょう(福丸泰幸/喜久屋書店漫画館京都店 店長)

「日刊マンガガイド」での既刊(第7巻)ご紹介は、コチラ!
「ロングレビュー」での既刊(第7巻)ご紹介は、コチラ!


単行本情報

  • 『中間管理録トネガワ』第1巻 Amazonで購入
  • 『レベレーション(啓示)』第… Amazonで購入
  • 『乙嫁語り』第8巻 Amazonで購入
  • 『新米姉妹のふたりごはん』第… Amazonで購入
  • 『うめざわしゅん作品集成 パ… Amazonで購入
  • 『百足-ムカデ-』第1巻 Amazonで購入
  • 『吸血鬼すぐ死ぬ』第1巻 Amazonで購入
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