第4位（64ポイント）

『スタンドバイミー・ラブレター』　増田里穂

『スタンドバイミー・ラブレター』
増田里穂　集英社

彼氏がいたこともなくそれまで告白されたこともなかった高校1年生の相川葉月は、夏休み直前のある日、名前も知らない同級生男子からラブレターをもらう。
緊張してしまって告白を断ってしまう葉月だったが、「返事くれてありがとう」と笑顔で去っていった彼――泉周平の顔を見た瞬間から、彼女の心は動き始める。

夏休みという“特別な日”を目前にしたある夏に展開する、初々しい2人のラブストーリー。甘酸っぱい2人の関係性にきゅんきゅんします。

オススメボイス！

■高校生の頃に感じていた匂いが、めくるページから香ってくるような感覚すらあるほどに、さわやかでみずみずしい恋模様がそこに。読み初めてあっという間にノックアウトされました（いづき／ブログ「おとよめ」管理人）
■青春に満ちた、あまずっぱさが紙面を超えて伝わるすばらしいラブストーリー。男性だけどキュンキュンしました（ふな／ブロガー）
■第1話がとても印象的でした。こんな男の子に告白されてみたい（穂高茉莉／楽器店店員）

第5位（54ポイント）

『魔女くんと私』　縞あさと

『魔女くんと私』
縞あさと　白泉社

凪の隣に席を持つ転校生・真白は、現代では珍しい“男の魔女”。男の魔女は女の子に触れないと魔法が使えないのだが、じつは真白は女子アレルギーだった!?

近づきたいのに近づけない、触れられないのに触れたい、というかわいさ炸裂の赤面男子・魔女くんとの恋の予感にドキドキします！

オススメボイス！

■とにかくメイン2人がかわいいのなんの。淡い絵柄に赤面に、大好物の要素がたっぷりとつめこまれていました（いづき／ブログ「おとよめ」管理人）

第6位（42ポイント）

『千明初美作品集 ちひろのお城』　千明初美

『千明初美作品集 ちひろのお城』
千明初美　復刊ドットコム

70年代の「りぼん」を代表する少女漫画家・千明初美（ちぎら・はつみ）が、昭和40年代から50年代にかけての叙情豊かな少年少女の日常を描く「ちひろのお城」、「いちじくの恋」、「バイエルの調べ」、「お二階は診察室」に単行本初収録作品「涙がでちゃう」を加えた5編を収録。

漫画家・高野文子が愛してやまないという千明作品を「現在のマンガ読者に読んでもらいたい」というテーマのもと、彼女自身が企画・監修した作品集。
収録作のセレクションからカバーデザイン、オビや作品解説まで手がけた復刻版は、ファンにうれしいサプライズとなりました。

オススメボイス！

■長らく読めなかった千明初美先生の作品集が出るということが、まず事件です。高野文子先生が企画・監修を務めており、収録できなかった作品について丹念にカットを抜き出して紹介している構成にも大満足です！（粟生こずえ／編集・ライター）

第6位（42ポイント）

『東京タラレバ娘』　東村アキコ

『東京タラレバ娘』
東村アキコ　講談社

「もしも～だっタラ」、「こうしていレバ」と、過去をふりかえっては前進することができないアラサー女子3人組の姿を通して、世のタラレバ女子にもの申す話題作の最新巻。
「冷凍庫の奥底にしまいこんでいた冷凍食品をチンして食べるような恋」をしようと考えていた主人公・倫子の恋が予想外に動き出す。

TVドラマも話題の本作ですが、原作マンガは早くも第7巻。これまでずっと謎に秘められていたKEYの哀しい過去をはじめ、まさに物語が大きく動き出し始めています。

オススメボイス！

■一周まわって落ちつきを取り戻そうとする展開が、読者にとっては一周まわって不安しかない。そんな不安感が楽しい（いのけん／麻雀マンガブログ管理人）
■ドラマも始まり、ますます好調の1冊。ついにKEYの過去が語られ、倫子に対する態度の理由が明らかに！　テンポよく楽したい人必見!!（東雲騎人／イラストレーター）

「日刊マンガガイド」でのご紹介は、コチラ！