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11月27日は「更生保護記念日」 『アイシテル』を読もう! 【きょうのマンガ】

2016/11/27


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

11月27日は更生保護記念日。本日読むべきマンガは……。


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『アイシテル~海容~』 前編
伊藤実 講談社 ¥571+税


11月27日は「更生保護記念日」。これは、1952年のこの日に東京・日比谷で「更生保護大会」が開催されたことを記念し、制定されたという。

この「更生保護」とはなにか。
法務省のHPによると、「罪を犯してしまった人の社会復帰を手助けすること」なんだとか。

一度罪を犯してしまった人間の前には、様々な壁が立ちはだかる。罪の意識、まわりからの偏見、被害者への償い……。
それらを1つひとつ整理し、まっとうに生き直すためには、他者からの理解と協力が必要になるのである。

ここで読んでおきたいマンガがある。それが『アイシテル~海容~』。
本作は、「小学生が小学生を殺害する」というセンセーショナルな事件をテーマに、被害者、そして加害者家族の葛藤や苦しみを描いた作品だ。

殺されてしまった7歳の清貴。そして彼を殺した11歳の裕一。
事件はどうして起きたのか。その理由を追い求める被害者家族と加害者家族。
やがて、両家族の母親同士は互いの痛みを共有し、「母親とはなんなのか」を考えていくことになる――。

非常に重々しいテーマを扱った作品だが、一読の価値あり。
特に、加害者家族を襲う苦しみにも焦点を当てているため、犯罪の二次被害、三次被害というものについて考えさせられる。

さらに続編として連載された『アイシテル~絆~』では、裕一の弟である裕二が主人公に据えられ、加害者家族に対する冷たい世間の目が描かれている。
その恐ろしさと哀しさ。本作を読むことで、あらためてそれらに直面するだろう。

とはいえ、罪を犯してしまった人間を許すことも必要。
許すことで、初めて本人の更生が始まるのだから。

「更生保護記念日」を機に、本作を読んでみてはいかがだろうか?



<文・五十嵐 大>
83年生まれの、引きこもり系フリーライター。デスゲーム系やバトルもの、胸キュン必至の恋愛マンガやBLまで嗜む、マンガ好きです。マイブームは、マンガ飯の再現。

単行本情報

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