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【日刊マンガガイド】『月刊少女野崎くん』第5巻 椿いづみ

2014/08/10


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『月刊少女野崎くん』第5巻
椿いづみ スクウェア・エニックス ¥476+税
(2014年7月22日発売)


夏。身も心も開放的になる恋の季節。
そんな夏真っ盛りに発売された『月刊少女野崎くん』の最新5巻も、なんだかちょっぴりラブ濃度が高め。

本作は、少女漫画家「夢野咲子」として活動する男子高校生・野崎梅太郎と、彼に告白するも、野崎くんの勘違いでいつの間にかアシスタントになっていた、同級生の佐倉千代の2人を中心とする、コメディ群像劇4コマだ。
メインの2人はもちろん、見た目はチャラいが中身は純情な御子柴実琴、圧倒的に同性にモテる「王子様キャラ美少女」の演劇部員・鹿島遊、そんな鹿島に振り回されっぱなしの苦労人な演劇部部長・堀政行、魅力的なルックスと天使の歌声を持ちながら絶望的に空気が読めない瀬尾結月、そんな瀬尾にいたぶられてばかりの若松博隆と、いずれの面々もなんらかの理由ですれ違いばかり。
そんな様子がもどかしくもあり、楽しくもありといったところ。

今巻では、アシスタントとしての立ち位置になじんでしまい、野崎くんとの恋がすっかり停滞モードの千代ちゃんが、小悪魔キャラを目指して奮闘。
「声楽部のローレライ」の正体が瀬尾だということを知った御子柴は、ローレライの正体を知らないままに憧れる若松と瀬尾の、複雑な関係に困惑。若松は若松で、鹿島と瀬尾の関係にやきもき。

そして、きわめつけにドキドキなエピソードが、まるまる2話分を費やして描かれる演劇部の夏合宿だ。
高校生男女がひとつ屋根の下に泊まるだけでも十分ドキドキのシチュエーションなのに、水着に、お風呂に、浴衣姿にと、楽しいイベントが盛りだくさん。いやぁ、青春ですなあ。

そんな形でじわじわと人間関係が進展し、さらには、これまで作中で伏せられていた野崎くんと千代ちゃんの出会いも描かれる。そう、どうやら物語は、セカンドステージに突入しそうな気配なのだ!!
TVアニメも放送中なことだし、このタイミングでまとめてお手にとってみてはいかがだろうか。

……あ、そうそう! 今回ついに表紙を飾った、一部に熱狂的なファンを持つ(?)太っちょクールな剣さん&クズイケメン前野の編集者コンビも、出番は控えめですがいい味を出してます。表紙に心惹かれた人も、ご安心を。
特に剣さんが見せる意外な人間味は、必見!!



<文・後川永>
ライター。主な寄稿先に「月刊Newtype」(KADOKAWA)、「Febri」(一迅社)など。
Twitter:@atokawa_ei

単行本情報

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