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『味噌汁でカンパイ!』 第3巻 笹乃さい 【日刊マンガガイド】

2017/02/05


日々発売される膨大なマンガのなかから、「このマンガがすごい!WEB」が厳選したマンガ作品の新刊レビュー!

今回紹介するのは、『味噌汁でカンパイ!』


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『味噌汁でカンパイ!』 第3巻
笹乃さい 小学館 ¥552+税
(2017年1月12日発売)


味噌汁を題材にしたグルメマンガ。味噌汁ネタだけで、ついに第3巻目。
中学生の四位善一郎(しい・ぜんいちろう)と三井野八重(みいの・やえ)は、仲のいい幼なじみ。
善一郎の家は母がおらず、父は忙しくてあまり家に帰らない。だから朝食はいいかげん。
それを見かねた八重は、毎日家にあがりこんで彼を起こし、朝食を作りはじめる。

八重は、彼に欠けている食を補う「母になる」といい出す。
日々新しい味噌汁の具の勉強をしながら、2人でひとつの食卓を囲む生活が始まった。

八重の作る味噌汁の具は、定番のなめこやしじみから、芋がらや夕顔まで様々。
詳細な味噌汁の解説とともに、八重に恋心を抱く善一郎のドキドキが描かれる。

第3巻では、善一郎に対する八重の気持ちが、だいぶ見えてくる。
彼女は善一郎といっしょにいたいと、子どものころからずっと思っている。
だから善一郎が味噌汁をおいしそうに食べてくれるのは、心からうれしい。
でもほんの少しだけ、今まで感じたことのないもやもやした感情が、ふっと浮かんできて困惑する。

幼なじみ2人の距離感が、むずがゆくてたまらない作品。
味噌汁は飽きることなく毎日飲むもの。垢抜けない今の2人は、背伸びして特別になろうとせず、焦らずゆっくりいっしょの時間を重ねていってもいい気がする。

なお、周囲の人たちにはバレバレなのは、ニヤニヤポイント。



<文・たまごまご>
ライター。女の子が殴りあったり愛しあったり殺しあったりくつろいだりするマンガを集め続けています。
「たまごまごごはん」

単行本情報

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