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【ロングレビュー】『ポーの一族 ~春の夢~』(萩尾望都) 40年ぶりに帰ってきた名作! 最新作には、今まで語られなかった秘密が……!?

2017/09/19


話題の“あの”マンガの魅力を、作中カットとともにたっぷり紹介するロングレビュー。ときには漫画家ご本人からのコメントも!

今回紹介するのは『ポーの一族 ~春の夢~』

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『ポーの一族 ~春の夢~』
萩尾望都 小学館 ¥648+税
(2017年7月10日発売)


72年から76年にわたって発表された『ポーの一族』は、少女マンガ史に残る不朽の名作である。萩尾望都は以降も休むことなく多彩な作品を発表し続けてきただけに、再びエドガーとアランの物語が描かれる日が来ようとは予想だにしなかった。昨年に、「新作発表」が報じられるや往年のファンは狂喜乱舞。40年もの時を経て、こうして単行本が刊行されたことはうれしい事件なのである。

永遠に年をとらず少年のままの姿で生きる吸血鬼、エドガーとアランをめぐる『ポーの一族』は、18世紀から20世紀にわたり様々な時期のエピソードが紡がれる連作形式。この『春の夢』の舞台は第2次大戦中、1944年のヨーロッパである。

成長しない肉体ゆえ、正体を怪しまれないために土地を転々として暮らすエドガーとアランは、イギリス西部の島に滞在中だ。エドガーは、ナチスドイツから逃れてきた少女・ブランカと親しくなるが、アランはそれがおもしろくない様子。エドガーによって吸血鬼の仲間入りをして以来……すでに60年あまり生活をともにしてきたアランにとってはエドガーがすべてなのだから。アランは貧血ぎみで床に伏す日が続いている。アランにとってはこれが、自分がエドガーのお荷物になっているのではないかという不安の種で、またはつらつとしたブランカへの嫉妬にもつながっているのだ。

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永遠に14歳のまま、2人で「旅」を続けるエドガーとアラン。アランがしばしば寝こんでしまうのには、何か深い理由がありそうだ。


単行本情報

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