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新春特別企画!! 「プレミアム価格のマンガ」ベスト3 【あの書店に聞く!! まんだらけ中野店】

2015/01/08


中野ブロードウェイの1F~4Fにわたって、マンガ単行本だけでなく、同人誌や玩具・アニメグッズなど、とある分野に特化した専門店26店舗を展開しているまんだらけ 中野店。
そのなかでも、マンガ好きにぜひ立ち寄ってほしい店舗のひとつが、今回紹介するような希少本を取り扱っているマニア館だ。
『鉄腕アトム』や『ジャングル大帝』といった手塚治虫作品をはじめとする、ビンテージマンガ、『少年クラブ』などの懐かしのマンガ雑誌など、様々な希少本に出会える空間である。

今回は、そんな希少本のなかでも、現在、新装版・復刻版・電子書籍などで中身を読むことはできるもの、ただし、おどろくほどの価値があるマンガを、まんだらけの副社長・辻中雄二郎さんにうかがった。

まんだらけ 中野店が選ぶ3冊!!

第1位 約400万~500万円

『UTOPIA 最後の世界大戦』足塚不二雄

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『UTOPIA 最後の世界大戦』
足塚不二雄 鶴書房

ご存知、藤子不二雄(藤子・F・不二雄、藤子不二雄A)先生の、初単行本作品です。当時の藤子先生は、「足塚不二雄」という共同ペンネームで活動していました。

約400万円~500万円くらいの値打ちがあります。
現存で15冊と認識していますが、それでも出るたび値段が上がり続けている特異な本です。普通、冊数が増えると希少価値が下がるのですが……この本は特別ですね。

2011年に小学館クリエイティブさんから完全復刻版が刊行されましたが、それでも価格が上がっています。
ここまで価格が上がったのには、藤子不二雄A先生の自伝的マンガ『まんが道』と、続編の『愛…しりそめし頃に…』の影響も、大いにあると思います。トキワ荘に出てくる漫画家たちの作品を集めてみたいと、ファンなら思うはずですものね。

それにこの本、表紙もまたいい! 手塚治虫先生に影響を与えたと言われている大城のぼる先生(『火星探検』などで知られる漫画家・イラストレーター)が、この表紙イラストを描いたという点も、本作が「手塚と藤子をつなぐ作品」のように感じさせます。
資料的な価値を超えた、まさにロマンの塊といえる希少本です。

ちなみに1981年に復刊された際には、藤本(藤子F)先生の描き下ろしカバーがついていたんですが、当時、当店ではカバーがないほうが売れたんですよ。
でも2011年に発売された完全復刻版にはそのカバーがないので、今となっては1981年の復刊版は、カバーこそが価値になっていますね(笑)。

中身が知りたい方は復刻版で!



第2位 約300万円

『新寶島』 手塚治虫(著)酒井七馬(構成)

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『新寶島』
手塚治虫(著)酒井七馬(構成) 育英出版

第二次世界大戦後のマンガ界を牽引していった、手塚治虫先生の伝説の描き下ろし長編。当時、関西で漫画家・紙芝居作家として活躍していた、酒井七馬先生との共著です。

初版は約300万、再版は約80万円の値打ちがあります。現在、世に出ているものは、再版を含めて100冊くらいでしょうか。初版は現存3冊となります。
初版と、数か月後に出た再版とで、ここまで価格の差があるのも珍しいんですが、1947年1月30日に発売された初版は、本当に丁寧に作られているんです。ハードカバーのような硬さがあり、表紙が再版に比べて大きく、中身の紙も白く上質紙が使われています。
再販も出ているなか、初版が約300万円という高額を維持しているのは、このように、作りが別格のすばらしさだという部分が大きいでしょう。

それと『新寶島』は、なんといっても192ページというボリュームがすごい! 当時のマンガというと100ページ未満のものが通常。それを、まだド新人だった手塚治虫で出したということに、敬意を表したいですね。

『UTOPIA 最後の世界大戦』と同様に、復刻版などが刊行されても、値段は下がりません。
オークションなどでは、同じ商品が出品されると値段が下がったりするものですが、当店では、商品自体の価値で値段をつけているので、いきなり倉庫から100冊以上見つかったということでもないかぎり、大きく値段が変わることはありません。
当店は市場においての調整役のような存在だと思っています。

中身が知りたい方は復刻版で!



第3位 約200万円

『妖奇伝』 水木しげる

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『妖奇伝』
水木しげる 兎月書房

国民的人気作品と呼べる、水木しげる先生の『ゲゲゲの鬼太郎』の原点が収録された、幻の貸本雑誌。2冊セットで約200万円です。
貸本版の『墓場鬼太郎』の記念すべき第1作「幽霊一家」が収録されています。

2007年に完全復刻版が出版されて以降も、価値が下がることはなく、流通量も増えていません。当時、表紙の絵が怖すぎて売れなかったため、なかなか出てこないといわれています。
『UTOPIA 最後の世界大戦』『新寶島』に続く、マンガ界の希少本といえる雑誌です。

中身が知りたい方は復刻版で!



マニア館には、ビンテージマンガや昭和のマンガ雑誌などが数多く販売されている。

マニア館には、ビンテージマンガや昭和のマンガ雑誌などが数多く販売されている。



店舗情報:まんだらけ 中野店

〒164-0001
東京都中野区中野5-52-15
電話:03-3228-0007
営業時間:12:00~20:00 
定休日:年中無休
URL:www.mandarake.co.jp

単行本情報

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