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『がっこうぐらし!』(海法紀光(ニトロプラス)・作 千葉サドル・画)ロングレビュー! 騙されたああああああああああああああああ!!!! 精神削られるオカシイ日常系、このほのぼの学園生活がヤバイ…

2015/09/02


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『がっこうぐらし!』第6巻
海法紀光(ニトロプラス)(作) 千葉サドル(画) 芳文社 ¥590+税
(2015年8月11日発売)


キャッチーなひらがなのタイトル、キュートな女の子キャラ……とそろえば、一見、星の数ほどある「日常系」かと思うはず。
だが表紙をもう一度見ると、女の子の服は汚れ、背景の教室の窓は割れている。また、原作者のクレジットに併記されているニトロプラスの文字に反応する人もいるだろう。

冒頭では私立巡ヶ丘学院高校にて、ピンク髪に耳つき帽子姿の丈槍由紀(たけや・ゆき)が、3年生とは思えないドジっ子ながら学園生活を謳歌する姿を見せ、ツインテールの恵飛須沢胡桃(えびすざわ・くるみ)いわく「学校の設備を借りまくって寝泊まり」する「学園生活部」の部活動の楽しさが描かれる。
お姉さんぽい若狭悠里(わかさ・ゆうり)が由紀の面倒を見、「めぐねえ」と呼ばれるおっとりした教師が顧問らしい、ああやっぱりヘンな部活モノか? と思いきや、由紀が見えている風景は、実際のそれとは違うらしい、という恐ろしい種明かしがなされる。

天真爛漫な丈槍由紀には、笑顔で迎える級友が見える。……が、実際にあるのは、血なまぐささが残る無人の教室だった。

天真爛漫な丈槍由紀には、笑顔で迎える級友が見える。……が、実際にあるのは、血なまぐささが残る無人の教室だった。

そう、『がっこうぐらし!』は日常系の皮を被った「サバイバルもの」だったのだ。
かつての級友であり、まるで人間だった頃の記憶が残るかのようにふるまう“かれら”を、必要とあれば容赦なく殺していく。偶然生き残った由紀たちは、帰ることができずに学校に留まっているのだ。

さらに、新たに入部することになった2年生の直樹美紀の指摘により、登場人物のひとりがすでに「退場」していて……という衝撃的な事実まで明かされる。
学園生活部とは、物理的にも精神的にも最悪の状況下にあってサバイバルを行う、ごく小さな集団のことだった。

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単行本情報

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