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動物園で“冷やしタヌキ”始めました!? 涼しそうなタヌキとラブリータヌキ顔女子にいやされよう!! 【B級ニュース】

2016/08/24


複雑化する現代。
この情報化社会では、日々さまざまなニュースが飛び交っています。だけど、ニュースを見聞きするだけでは、いまいちピンとこなかったりすることも……。
そんなときはマンガを読もう! マンガを読めば、世相が見えてくる!? マンガから時代を読み解くカギを見つけ出そう! それが本企画、週刊「このマンガ」B級ニュースです。

今回は、「東部動物園、冷やしタヌキ始めました。」について。

写真は編集部撮影の都内某チェーン店の「冷やしタヌキ」。 あげ玉のザクザクとした食感がうれしい。しょうがの香りときゅうりの清涼感が夏を感じさせてくれる一品。 本記事とはあまり関係ない写真です。

写真は編集部撮影の都内某チェーン店の「冷やしタヌキ」。
あげ玉のザクザクとした食感がうれしい。しょうがの香りときゅうりの清涼感が夏を感じさせてくれる一品。
本記事とはあまり関係ない写真です。


リオデジャネイロ・オリンピックや『ポケモンGO』、SMAP解散報道などで揺れに揺れた今年の夏。
猛暑にかまけて、夏の風物詩を忘れてはいないだろうか?

夏といえば、そう、「冷やしタヌキ」である。

そばやうどんの話ではない。
東武動物公園(埼玉県)の真夏の恒例行事のことであるッ!

同動物園の日本産動物舎では、真夏になると、タヌキのために氷柱を入れたタライを用意するのが恒例となっている。
氷柱のなかにはタヌキの好物である馬肉や果物が入っており、タヌキたちは好物ほしさに氷柱をなめて涼を取るという寸法だ。

ラブリーッ!!

かつて武田鉄矢は「戦車が怖くて赤いきつねが食えるかッ!!」と叫んだが、東武動物公園の「冷やしタヌキ」なら、近代兵器ヌキでもタヌキの愛らしい姿に萌え萌えキュンであるッ!!

そもそもタヌキは、昔から日本人に愛されてきた動物だ。
落語にも「狐七化け狸は八化け、狸はひとつ多く化かす」のフレーズで始まる狸噺(「狸札」「狸賽」「権兵衛狸」など)は数多いし、「カチカチ山」に代表されるように昔話にもよく登場する。それだけ日本人の生活圏に近い場所に生息してきたことがうかがえるだろう。

そしてなにより“タヌキ顔”の女性は、とても愛らしいッ!

丸顔に二重のタレ目が特徴的なタヌキ顔は、ゆるふわ癒し系で、和風美人の代名詞ともいえる。代表的な例をあげるなら、松たか子、有村架純、『この世界の片隅に』で主演が決定したのん(改名前:能年玲奈)などなど。
タヌキ顔こそ“愛され顔”なのだ。

といったところで今回は、タヌキ顔のキャラクターたちを特集する。
おっぱい飲んでネンネしろッ!!


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『このマンガがすごい! comics ぼくは明日、昨日のきみとデートする』 第1巻
七月隆文(作) 大谷紀子(画) 宝島社 ¥640+税
(2016年7月11日発売)

まずは『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(七月隆文・作、大谷紀子・画)のヒロイン・福寿愛美をピックアップしたい。

美大生の主人公・南山高寿は、ある日、電車のなかで愛美に一目ぼれして告白。2人はつきあうことになるのだが、彼女はある秘密を抱えていた。
原作は100万部突破の小説だが、「このマンガがすごい!WEB」にて連載中のマンガ版では、ヒロインの愛美は前述のタヌキ顔の特徴バッチリ! タヌキ顔のいやし系な特徴は、涙もろくて世話焼きな性格によって増幅され、ナイスタヌキである。

ちなみに12月公開予定の実写映画版では、小松菜奈が愛美役を務める。こちらもナイスタヌキである。


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『ゆらぎ荘の幽奈さん』 第1巻
ミウラタダヒロ 集英社 ¥400+税
(2016年6月3日発売)

続いては、現在「週刊少年ジャンプ」で青少年のハートをガッチリ鷲掴みにしている『ゆらぎ荘の幽奈さん』(ミウラタダヒロ)から、ヒロインの湯ノ花幽奈。

本作は『ハレンチ学園』に端を発し『電影少女』『いちご100%』『To LOVEる』と、連綿と引き継がれてきた「少年ジャンプ」のソフト・エロ路線の最新トレンドである。

幽奈さんは地縛霊なので普通の人には見ることができないが、憑依されやすい体質の主人公・冬空コガラシには見ることができる。
グラマラスなナイスバディをさらしたり、主人公のラッキースケベが発動したりで、ジャンプ読者を真夏の夜の夢のように悶々とさせているのだ。この幽奈さんもまた、くりくりとした瞳に丸顔で、タヌキ100%である。

ちなみに本作は、主人公がモテまくる「ハーレムもの」だが、ゆらぎ荘で主人公と同居する女性陣のひとりに、変化タヌキの信楽こゆずもいる。
葉っぱを使えば、一日だけ物を変化させることも可能で、彼女がトラブルメーカーとなってさまざまなイベント(やラッキースケベ)が発生するわけだ。
一人称が「ボク」の、ボクっ娘タヌキである。


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『それでも町は廻っている』 第1巻
石黒正数 少年画報社 ¥533+税
(2006年1月27日発売)

アニメ化もされた『それでも町は廻っている』(石黒正数)の主人公・嵐山歩鳥もまた、まごうことなきタヌキ顔である。

推理小説好きで、なんでも事件やトリックに結びつけたがる「推理脳」だが、忘れっぽくて基本的には天然。
外見的な特徴はもちろんのこと、人なつっこくて元気で世話焼きといった、タヌキ顔ヒロイン特有のメンタリティもバッチリあわせ持っている。

彼女が飼っている雑種犬のジョゼフィーヌが、どう見てもタヌキにしか見えないところも高ポイントだ。


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『完全版 花の慶次 -雲のかなたに-』 第1巻
隆慶一郎(作) 原哲夫(画) 徳間書店 ¥933+税
(2004年9月30日発売)

そしてタヌキ顔の権化といえば、もちろん徳川家康である。

『花の慶次』(隆慶一郎・作、原哲夫・画)に出てくる徳川家康は、秀吉政権下では五大老のひとりとして好々爺ぶりを発揮しているが、秀吉を前にした慶次を牽制したり、秀吉亡きあとには冷徹に実権を掌握するところなどはまさに狸親父ッ!

本作の家康は、外見的には勝新太郎をモデルにしており、貫禄も十分。
まちがいなく日本の歴史上ナンバーワンのタヌキ顔だッッ!!!


とても魅力的なタヌキ顔のキャラクターたち、いかがでしたか?

ちなみに東武動物公園の「冷やしタヌキ」は、8月中の毎週土曜日に13時30分から約15分間の予定で開催中。残り少ない夏休み、タヌキ顔の彼女と動物園デートして、冷やしタヌキにいやされて、いいムードになって、それから……。

と、これを「捕らぬ狸の皮算用」といいます。
抱っこしておんぶして、また来週ッ!



<文・加山竜司>
『このマンガがすごい!』本誌や当サイトでの漫画家インタビュー(オトコ編)を担当しています。
Twitter:@1976Kayama

単行本情報

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