日々発売される膨大なマンガのなかから、「このマンガがすごい!WEB」が厳選したマンガ作品の新刊レビュー!
今回紹介するのは、『人形の国』
『人形の国』 第1巻
弐瓶勉 講談社 ¥600+税
(2017年5月9日発売)
特別な音響調整を施した「東亜重音」仕様まで登場し、話題満載の弐瓶勉原作アニメ『BLAME!』が劇場公開されるなど、どんどん弐瓶ワールドが世に浸透するなか、新たな世界『人形の国』が早くもコミックス版で降臨だ!
直径12万キロという巨大な人工天体「アポシズム」の地表には、かつて地底での戦いに敗れた人々が住んでいた。
そんな彼らが身を寄せ合う集落のひとつ、「白菱の梁」のエスロー先生率いる子どもたち一行は、行軍訓練中にリベドア帝国軍に追われる女の子と遭遇する。
リベドアの追っ手を殺害し、彼女を助けるも、彼女は「皇帝の手に渡ったら世界が終わってしまう」ものを託して消滅してしまった。そしてその行いは、彼らに災いをもたらすことになる……。
『シドニアの騎士』が終了し、次はまだかと待ち望んでいたファンにとっては、高まる期待とワクワクが止まらない第1巻ではないだろうか。
そして、この世界でも弐瓶ワールドではおなじみ超有名企業体「東亜重工」は存在するのか!? 早くも次巻が待ち遠しいぞ!
<文・沼田理(東京03製作)>
マンガにアニメ、ゲームやミリタリー系などサブカルネタを中心に、趣味と実益を兼ねた業務を行う編集ライター。