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1月5日は茶木滋(童謡「めだかの学校」作詞者)の誕生日 『めだかの学校』を読もう! 【きょうのマンガ】

2017/01/05


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

1月5日は茶木滋の誕生日。本日読むべきマンガは……。


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『めだかの学校』 第1巻
森ゆきえ著 集英社 ¥390+税


正月ムードもそろそろ終了してきた1月5日。本日は『めだかの学校』で知られる童謡詩人、茶木滋の誕生日だ。
♪めーだーかーのがっこうはー♪で始まる、ゆったりとしてかわいらしい『めだかの学校』。童謡のよさにしみじみするのも、大人になった証拠なのだろうか。

そんなわけできょうは、ぜひともマンガ『めだかの学校』を読みたい。90年代末期~2000年代くらいに「りぼんっ子」だった人なら、懐かしさに目を細めてしまうはず。

『めだかの学校』といえば、「顔はめだか、体は人間」でおなじみ、田中先生が登場する4コママンガである。
主人公は江野めだかといういたって普通の中学生女子なのであるが、本作のメインはやはり田中先生だろう。
田中先生といえば、ルックスの変態性が百点満点で、ほかのキャラの存在感がかすむ勢い。
横顔はもちろん、たまに描かれる正面から見た顔の破壊力が半端ないのである。犬なのに中学生のポチとか、猫なのに中学生の猫子とか、ヘンなキャラクターはほかにも登場するのだが、田中先生がぶっちぎり1位でヘン。
正月早々、4コママンガのキャラクターにとって、見た目のインパクトの強さは正義であると学んでしまったなり。

そして第1巻を読めば、気になるのは著者の森ゆきえのことである。連載スタート時、現役高校生でバドミントン部の副部長を務めていたそうな。おまけマンガにそのあたりの事情などがちょこっと描かれていて楽しい。
「現役女子高生が描いていたのか」と思って再読すれば、『めだかの学校』ワールドの印象がずいぶん変わって、やっぱり楽しい。



<文・片山幸子>
編集者。福岡県生まれ。マンガは、読むのも、記事を書くのも、とっても楽しいです。

単行本情報

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