マルノイ先生がぶっちゃけ！ 「じつは△△△△が苦手（汗）」
“甘さ×毒”の魅力たっぷりなイラスト制作の裏側には……

――マルイノ先生はイラストの依頼がきたとき、どんなお気持ちでした？

マルイノ　単純に設定のおもしろさで、「これはおもしろい作品になるのでは!?」という期待が大きかったですね。

――依頼は小説ができあがった段階で？

マルイノ　その時はまだ、ざっくりとした設定と、あらすじがあったくらいですね。

――もともとこの作品のような、バトルとか、血まみれといった要素のある作品はお好きだったり、ご興味があったりしたのでしょうか？

マルイノ　いや、全然ですね。『バトル・ロワイアル』とか絶対に無理、観られない（笑）。

遠藤　ホラーも？

マルイノ　ホラーも無理です。ぎりぎり小説だと読めるくらいで、あまり自分からは関わってこなかったジャンルですね。

遠藤　……そしたら、この作品のオファーがあった時、驚いたんじゃないですか？（笑）

かわいい少女にダークな雰囲気……「魔法少女」の魅力をマルイノ先生のイラストがさらに引き出している！

――なぜそんなマルイノ先生にこの企画を依頼されようと？（笑）

担当編集　じつは、最初はもっと違うテイストのイラストレーターさんを探していたんです。実際に何人か候補を挙げて連絡したんですが、スケジュールなど条件があわず、なかなかうまく決まらなくて。そんな時、ネットで偶然マルイノさんの絵を見かけて、「おっ」となりまして。当初考えていたイラストとは方向性は違うけど、これはハマるんじゃないか、と。

マルイノ　ちょうど私が別の魔法少女に夢中になって絵を描いていた時期でした（笑）。

ちなみにこちらは『魔法少女育成計画ACES』でのキャラクターデザイン・ラフ。多彩さに脱帽！

担当編集　そして連絡をとったらOKをいただいて、さっそく打ちあわせに行ったら、そこでまた盛りあがって。最初は一部のキャラクターだけデザインしてもらうつもりだったのに、なんだかんだで16人全員をデザインしてもらうことになったんです。

マルイノ　打ちあわせで、物語の導入や展開をおうかがいしているうちにイメージがふくらんできたんです（笑）。そこで「せっかくだったら全員つくりましょう！」って、私のほうから言った記憶があります。

遠藤　マルイノさんの描くキャラクターって、かわいいのはもちろんですが、それに危うさが同居しているんですよね。

今回、遠藤先生とマルノイ先生の意外な（？）一面が見えてしまった今回のインタビュー！　次回、さらに個性たっぷりなきゃわゆい魔法少女たちのキャラクターデザインについて深く伺うとともに、現在「このマンガがすごい！」で連載中のマンガ『魔法少女育成計画F2P』と、10月放送スタートのアニメについても聞いたインタビューを10月3日（月）にアップ予定！　こちらもあわせてチェックしてください！

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取材・構成：前田久