日本海軍の象徴「大和」と「零戦」!
今年は戦後70周年。
世界最強と謳われ、戦後70年がたった今でも人々の心を掴んではなさない日本海軍を象徴する戦艦「大和」と「零戦」。それだけに、「大和」と「零戦」は、しばしば数々の名作マンガの題材になってきた。今回はその一部をご紹介しよう。
まずは『沈黙の艦隊』『ジパング』(どちらも講談社)のかわぐちかいじ先生の初期作品『黒い太陽』からの一編、「極楽谷の不死鳥」。この時代の戦争少年たちの憧れ海軍飛行予科練習生、通称・予科練で苦しい訓練のなか、主人公・鉄が経験するやり場のない怒りと戦争に向きあった人々の不条理への、若かりしかわぐちかいじが描く知る人が知る名作だ!
次に紹介したいのは、『高校球児 ザワさん』(小学館)でも人気の、あの三島衛里子先生の連載中の最新作『ヨーソロ!!-宜シク候-』!
太平洋戦争開戦直後から幕を開ける本作は、航空母艦「蒼龍」乗り組みの零戦搭乗員、戸澤一一等飛行兵曹(通常は一飛曹と略す)を主役に据えた物語である。『高校球児 ザワさん』の読者なら「ん?戸澤」となるかも……。この主人公ってもしかしてザワさんのご先祖…?
本作でもセリフが少なくコマの妙で魅せていく三島節は本作でも健在! そんな名手・三島衛里子が魅せる「戦争という名の日常」をご堪能アレ!
『このマンガがすごい!Comics 戦艦大和と零戦-日本海軍 激闘の記録』
宝島社 ¥590円+税(2015年8月5日発売)
ここで紹介したほかにも、滝沢聖峰先生、松田大秀先生、薮口黒子先生、もりやてつみ先生、小林たけし先生と超豪華ラインナップ! 戦後70年ならではの熱い熱いドラマを見逃すな!
発売記念! 掲載作品を試し読み!!
8月5日に発売になった『このマンガがすごい!Comics 戦艦大和と零戦-日本海軍 激闘の記録』!(じつはちょっと宣伝でした、ごめんなさい。)
おわびにマンガの中身を少しだけお見せしちゃいます。
第一回目は松田大秀先生!世界最強と謳われた日本海軍を象徴する戦艦「大和」と「零戦」の激闘の戦いの日々をスペシャルな漫画家たちが魂をこめて執筆!
気になるあなたは今すぐ下の試し読みページへGO!!
STORY
フィリピン・スリガオ海峡戦をはじめ、数々の戦闘で壊滅的な打撃をこうむり、劣勢に立たされる日本海軍は「神ががり」神重徳作戦参謀が立てた「菊水作戦」にのり米戦艦隊との最後の戦いに挑む!
日本が誇る戦艦「大和」をはじめ日本海軍総力をあげた戦いが今始まる!
元・零戦搭乗員 原田要氏のスペシャルインタビューも載ってます!
マンガ以上のすごすぎる体験をされた戦争経験者の方々の、今しか聞くことのできない体験記録を特別に掲載! そのなかの一部「最後の零戦乗り」と言われる、原田要さんのインタビューをちょっとだけ掲載!
日中戦争から戦闘機搭乗員として戦い続け、ミッドウェー海戦では、最後の一機として艦隊を護衛したという、そんなすごすぎる99歳、原田さんの生の戦争体験を読むことができるのは本作だけ……ではないのです!
もっと原田さんのような戦争体験者たちの、今しか聞くことのできない声を聞いてみたい! と思ったそこのあなた!
原田さんのもっとくわしい話はもちろん、
ミッドウェー海戦の“魔の5分間”を経験した元・空母「飛龍」整備兵
戦艦「大和」の沈没したその瞬間を見届けた元・駆逐艦「雪風」機銃員
成らなかった日本の原子爆弾開発計画に関わった老科学者
レイテ沖海戦「謎の反転」の真相を知る元戦艦「大和」副砲長
沖縄戦で唯一勝った、元・歩兵連隊の大隊長
などなど、戦争のターニングポイントにいあわせた貴重な証言が多数!
『最後の証言記録 太平洋戦争』が小社にて絶賛発売中です!