このマンガがすごい!WEB

一覧へ戻る

『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(七月隆文・作 大谷紀子・画)ロングレビュー! ぼくが明日、デートするのは“昨日のきみ”――読み終わった瞬間、必ず読み返したくなる、甘くてせつない極上のラブストーリー

2016/07/13


話題の“あの”マンガの魅力を、作中カットとともにたっぷり紹介するロングレビュー。ときには漫画家ご本人からのコメントも!

今回紹介するのは『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』

コミックス版『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』著者の大谷紀子先生から、
コメントをいただきました!

著者:大谷紀子

レビューにもあるとおり、私も個人的に思い入れのある土地が舞台で彼らと同じような運命を感じながら作画させていただいております。2人がていねいにつむぎだす物語を同じくていねいに描ききるつもりです。ラストまでお付きあいよろしくお願いいたします。


bokuhaasukinounokimito_s01

『このマンガがすごい! comics ぼくは明日、昨日のきみとデートする』第1巻
七月隆文(作) 大谷紀子(画) 宝島社 ¥640+税
(2016年7月11日発売)


ぼくが明日、デートするのは“昨日のきみ”。

「読み終わった瞬間、必ず読み返したくなるラブストーリー」と話題沸騰の七月隆文のベストセラー『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』(通称『ぼく明日』)が、たしかな画力と構成力を誇る大谷紀子(『すくってごらん』『おとむらいさん』)のペンでコミカライズ。

「このマンガがすごい!WEB」で第1話が公開されるやいなや原作ファンからも絶賛の嵐! 福士蒼汰と小松菜奈の主演で贈る実写映画も12月に公開が決定し、『ぼく明日』ブームは過熱する一方だ。そんななか、ついにコミックス第1巻がリリースされた。

舞台となるのは、2010年4月の京都。美大生の南山高寿(みなみやま・たかとし)は、いつも通学に使っている京阪本線の車内で、たまたま目の前に立っていた美しい女性にハートを撃ちぬかれる。出町柳で叡山電車に乗り換え、宝ヶ池で降りた彼女を思わず追いかけ、「ひと目惚れしました」と打ち明ける高寿。
ふだんはこんなふうに大胆なナンパをするタイプではないのだが、告白せずにはいられない、運命のようなものを感じたのだ。

車内で目の前に立っていただけの美少女に一目惚れして、追いかけ、告白する。草食系美大男子のくせに大胆すぎる高寿!

車内で目の前に立っていただけの美少女に一目惚れして、追いかけ、告白する。草食系美大男子のくせに大胆すぎる高寿!

下手をすればストーカー扱いされかねない行動だったが、彼女は嫌な顔を見せずにほほえんでくれた。2人は宝ヶ池を散策しながら自己紹介モードへ。
彼女の名前は福寿愛美(ふくじゅ・えみ)。美容師の専門学校へ通っているという。
高寿が「また会える?」と聞いたとたん、大粒の涙があふれる愛美。この時点では読者も高寿も、何が起こったのか知るよしもない。

単行本情報

  • 『このマンガがすごい! Comics… Amazonで購入
  • 『おとむらいさん』第1巻 Amazonで購入
  • 『すくってごらん』第1巻 Amazonで購入

関連するオススメ記事!

アクセスランキング

3月の「このマンガがすごい!」WEBランキング