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8月26日は「レインボーブリッジが開通した日」 『COPPELION』を読もう!【きょうのマンガ】

2017/08/26


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

8月26日はレインボーブリッジが開通した日。本日読むべきマンガは……。


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『COPPELION』 第25巻
井上智徳 講談社 ¥562+税


1993年8月26日、東京の芝浦と台場を結ぶ東京港連絡橋、いわゆる「レインボーブリッジ」が開通した。
レインボーブリッジは日没後にライトアップが実施される。開通後は東京の新しい名所として広く浸透し、事件が会議室ではなくて現場で起きる映画や、甲羅を背負ったカメ型の巨大生体が大暴れする映画でも大々的にフィーチャーされ、今ではすっかり東京の湾岸地区を代表するランドマークとなった。

作中にレインボーブリッジが登場する作品として『COPPELION』を紹介したい。
本作の舞台は2036年。台場の原子力発電所がメルトダウンし、日本の首都・東京は放射能に汚染されてゴーストタウンになった。
しかし、完全に無人になったわけではなく、わずかだが生存者がいた。この生存者を救出するために派遣されたのが、遺伝子操作によって生みだされた女子高生「コッペリオン」たちであった。彼女たちは放射能を無効化する特殊な遺伝子を持つので、常人なら即死するようなレベルの放射能のなかでも自在に活動できるのだ。また、遺伝子操作の副産物として、コッペリオンたちはそれぞれが特殊な能力を持つようになった。

物語が佳境に差しかかると、台場の原子力発電所が再臨界により、新たな放射能を外部へ漏えいし始めた。主人公の成瀬荊(なるせ・いばら)たちは、最悪の事態を阻止するために原子力発電所へと向かう(第25巻)。 この時彼女たちが渡るのがレインボーブリッジである。
原子炉から砂埃が舞いあげられる「死の街」東京にあっても、レインボーブリッジは悠然と屹立しているのだ。

本作の連載開始は2008年。連載途中、東日本大震災によって福島第一原子力発電所が重大事故を引き起こし、読者の原子力に対する恐怖心も大きく変わった。
2010年に発表されたアニメ化は順延されたが、それでも2013年にはアニメ化が実現。根強いファンが支え、昨年2016年に原作マンガは全26巻で完結を見た。
「レインボーブリッジ開通の日」の今日は、ディストピア東京でもレインボーブリッジが存在感をアピールする『COPPELION』を読もう。



<文・加山竜司>
『このマンガがすごい!』本誌や当サイトでの漫画家インタビュー(オトコ編)を担当しています。
Twitter:@1976Kayama

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