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『累 -かさね-』第4巻 松浦だるま 【日刊マンガガイド】

2014/11/17


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『累』第4巻
松浦だるま 講談社 \571+税
(2014年10月23日発売)


醜い顔に生まれたから不幸なのか? 美しい顔に生まれれば幸せなのか?
人間という動物が永遠にこだわり続ける“美醜”をテーマにした問題作が、いよいよ佳境に突入した。

“伝説の女優”として語り継がれる亡き母・淵透世とは違い、2日と見られぬほどの醜悪な顔を持つ少女・累(かさね)。
醜いというだけで理不尽なイジメを受け続ける日々だったが、母が遺した不思議な口紅のおかげで人生が一変する。その口紅をつけてキスをすれば、一定時間だけ相手の顔を奪うことができるのだ。
そんな累の前に現れたのは、圧倒的な美を誇る新進女優の丹沢ニナ。女優としての実力が足りないニナは、母親譲りの演技力を秘める累と自分の顔を交換し、名声を手に入れようと画策する。

最新4巻ではニナの顔を奪うことに成功した累の前に、母に瓜ふたつの少女・野菊が現れる。累とは違い、その美しさゆえに不幸のどん底にいる野菊。2人の邂逅によって、呪われた運命の歯車が回り始める。

絶望のクライマックスになること必至の次巻は、来年3月下旬刊行予定と待ちきれないが、そのインターバルを埋めるように、淵透世の凄絶な出自を描いた小説『誘』が星海社から12月15日に刊行される。
美しいままこの世を去った累の母は、どのような人生を送ったのだろうか? 小説家・松浦だるまの実力は、推薦文を寄稿したミステリー作家・綾辻行人の折り紙つき。いやがおうでも期待が膨らむ!



<文・奈良崎コロスケ>
68年生まれ。東京都立川市出身。マンガ、映画、バクチの3本立てで糊口をしのぐライター。中野ブロードウェイの真横に在住する中央線サブカル糞中年。
「ドキュメント毎日くん」

単行本情報

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