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1月25日はお詫びの日 『どげせんR』を読もう! 【きょうのマンガ】

2015/01/25


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『どげせんR』第1巻
RIN 少年画報社 \533+税


1月25日は「お詫びの日」!!
いやはや世の中、本当にいろんな記念日があるものだが……これはかの歴史的お詫び事件「カノッサの屈辱」に由来しているのだ。

ローマ教皇グレゴリウス7世は、神聖ローマ皇帝ハインリヒ4世が勢力拡大のために、教皇を無視して大司教を次々に任命していることを非難した。ハインリヒ4世がこれに逆ギレするが、グレゴリウス7世は彼に皇帝の廃位と破門を言いわたす。
追い詰められたグレゴリウス7世はなんとか破門をといてもらおうと、雪のなか、ハインリヒ4世が滞在するカノッサ城の門前に立ち続けたのである。
これが1077年の1月25日のこと。3日間粘って許してもらったにもかかわらず、結局グレゴリウス7世はまたしれっと態度を翻し、もめごとは続くのだが……。

そこで紹介する『どげせんR』は、土下座の達人である高校教師・瀬戸を主人公に据えた異色ドラマ。
瀬戸の土下座は、単に「頭を下げる」だけではなく、そのときどきでいろいろな意味を持つ。もちろん許しを請うこともあるが、その姿は誇りを捨てた行為ではない。むしろ、土下座によって自分の誇りを表しているともいえるほど……その姿は意志的で、神々しくさえもある。だからこそ、人は心動かされるのだ。

ちなみに『どげせんR』は、作者のRINにとって2作目の土下座マンガである。
前作『どげせん』は、『グラップラー刃牙』シリーズで知られる板垣恵介が原作を担当した作品だが、2人の「土下座性の違い(!)」によってタッグを解消。
直後に板垣恵介が同じテーマの『謝男』を、RINが本作の連載を開始するにいたった。
読み比べて、それぞれの「土下座の美学」を味わってみるのも一興である。



<文・粟生こずえ>
雑食系編集者&ライター。高円寺「円盤」にて読書推進トークイベント「四度の飯と本が好き」不定期開催中。
「ド少女文庫」

単行本情報

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