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12月24日は、中川圭一の誕生日(『こちら葛飾区亀有公園前派出所』より) 『こち亀』を読もう! 【きょうのマンガ】

2015/12/24


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

12月24日は、中川圭一の誕生日。本日読むべきマンガは……。


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『こちら葛飾区亀有公園前派出所』第69巻
秋元治 集英社 ¥390+税


本日12月24日は、『こちら葛飾区亀有公園前派出所(以下、こち亀)』のお金持ち巡査としておなじみ、中川圭一の誕生日。

じつは中川は、主役である両津勘吉以外のレギュラーでは、唯一第1話から登場しているキャラクター。
なぜか交番勤務を続けながら中川家のグループ会社の社長をいくつも兼任する、『こち亀』における完璧超人のような人物である。
ま、もっとも、激しくキャラ崩壊していることもちょいちょいありますが……。

そんな中川の誕生日に必読のエピソードをひとつ選ぶなら、ジャンプコミックス第69巻に収録されている『中川メモリアル』だろう。
誕生日そのものはのちに“こち亀大辞典”的な公式本『Kamedas』にて公表されたものなので作中には登場していないのだが、このエピソードで中川が誕生してから現在に至るまでについて触れられており、ここで初出となる設定はかなり多い。
詳細は実際に読んでご確認いただきたいが、大学卒業後に親の決めたとある会社の副社長の座を蹴って、どういうわけだか警察学校へ入学。そして亀有公園前派出所へ配属──となっている。

もっとも、現在の中川からは想像もつかないかもしれないが、第1話の時点では両さんにも匹敵するぶっ壊れた非常識な青年として登場。
映画『ダーティーハリー』の話で両さんと意気投合し、派出所の前を走行する車に向かって銃をぶっ放すという超問題児っぷりを発揮していた。

さらに「中川メモリアル」では、なんとなく美談っぽく警察官を目指したように描かれているものの、当初は「銃が撃てるから」という志望動機になっている。
なるほど、どうりで両さんとの仲も長続きするワケです。

なお第69巻は、ほかに「麗子メモリアル」と「両津メモリアル」も(さらにわずか1ページで終了する「本田メモリアル」も)収録されており、まるで連載が終了するかのようなフラグを意図的に立てまくっている。
そのフラグ叩き折りっぷりも含めて、『こち亀』全体のなかでも非常に凝った構成となっている巻である。

そして、そこからさらにエピソードを重ねに重ね、2015年末の時点で『こち亀』の単行本は197巻。
おそらく2016年中には記念すべき第200巻が刊行されると思いますので、それに備える意味でもぜひ読んでおいていただきたいものであります。



<文・大黒秀一>
主に「東映ヒーローMAX」などで特撮・エンタメ周辺記事を執筆中。過剰で過激な作風を好み、「大人の鑑賞に耐えうる」という言葉と観点を何よりも憎む。

単行本情報

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