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8月25日はニール・アームストロング(宇宙飛行士)の命日 『ジョジョの奇妙な冒険』を読もう! 【きょうのマンガ】

2016/08/25


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

8月25日はニール・アームストロング(宇宙飛行士)の命日。本日読むべきマンガは……。


StoneOcean_s13

『ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン』 第13巻
荒木飛呂彦 集英社 ¥390+税


8月25日は宇宙飛行士・ニール・アームストロングの命日。
アメリカ航空宇宙局(NASA)主導による月への有人宇宙飛行計画「アポロ計画」内の1セクションである「アポロ11号」において、サターンV型ロケットの船長に選ばれたアームストロングは、人類で初めて月面に降り立つという偉業を成し遂げた人物となった。
彼が月面を踏みしめた際にした「これはひとりの人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である」という発言はあまりにも有名であり、宇宙開発史を象徴する言葉として世界中で親しまれている。

そんなアームストロングの偉業を印象的に引用したのが『ジョジョの奇妙な冒険 Part6 ストーンオーシャン』第13巻に出てくるキャラクター・リキエルだ。
主人公一族「ジョースター家」の宿敵・DIOの息子のひとりで、正体不明の生物・ロッズを操る「スカイ・ハイ」という強力なスタンド能力を有しているこの男は、DIOの後継者であるプッチ神父を後押しするべく、空条徐倫一行の前に立ちふさがった……とプロフィールを記述していくと非常に強そうに思えてくるものの、じつは自尊心欠如が原因の重度パニック障害に悩まされており、発症すると戦闘どころではなくなってしまうという明確な弱点を持つ、特異な設定の敵キャラクターとなっているのだ。

戦いに向かない自らの特性を自覚しながらも使命をまっとうするべく戦場に立つリキエルは、自らの境遇をアポロ11号に重ねてこう述懐する。

“1969年7月 アポロ11号のアームストロングが人類初めて月面に立った歴史的事件…
 オレは今までそれのどこが偉いのかさっぱりわからなかった
 なぜならロケットってのは科学者とか技術者が飛ばすものだろう? サルだって行けるわけだからな  だがオレはあそこにいる「ロッズ」たちを初めて見れたとき……その意味がわかったんだ……月面に立ったのは人間の「精神」なんだってなッ!
 人間はあの時地球を超えて成長したんだッ! 価値のあるものは「精神の成長」なんだッ!”

宇宙開発だけにとどまらず、様々な分野で困難に挑戦し続ける人々の普遍的な尊さを端的にいい表しており、『ジョジョ』の大きなテーマ「人間賛歌」にも通じるその思想は、敵ながらどこかヒロイックささえ感じてしまうほどだ。

余談になるが、本作『ストーンオーシャン』のラストバトルの舞台となったケープ・カナベラルはアポロ11号が発射された地でもある。
アームストロングの偉業に想いをはせながら読むのにピッタリの一冊ではないだろうか。



<文・一ノ瀬謹和>
涼しい部屋での読書を何よりも好む、もやし系ライター。マンガ以外では特撮ヒーロー関連の書籍で執筆することも。好きな怪獣戦艦はキングジョーグ。

単行本情報

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