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『マジェスティックプリンス』 第12巻 創通/フィールズ(企画・原作) 綾峰欄人(マンガ構成) 新島光(作画) 【日刊マンガガイド】

2016/10/05


日々発売される膨大なマンガのなかから、「このマンガがすごい!WEB」が厳選したマンガ作品の新刊レビュー!

今回紹介するのは、『マジェスティックプリンス』


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『マジェスティックプリンス』 第12巻
創通/フィールズ(企画・原作) 綾峰欄人(マンガ構成) 新島光(作画)
小学館クリエイティブ ¥520+税
(2016年10月5日発売)


アニメ『銀河機攻隊マジェスティックプリンス』のアナザーストーリーである本作は、そのスタート時点では"学園ラブコメ"のテイストが炸裂していたことに驚いたファンも多かっただろう。
もちろん、ちょいちょいラッキースケベもある友情物語もそれはそれで楽しかったのだが、主人公のイズルが戦闘のセンスを開花させるにつれ、しだいに物語はシリアスな路線へと展開。
「月刊ヒーローズ」で連載中の本作『マジェスティックプリンス』は、第10巻の終盤より学園から宇宙へと活躍のステージを移してからは、「ロボットもの」としてもまさに怒涛の盛りあがりを見せている。

2カ月連続のリリースとなった前巻と最新巻は、宇宙ステーション・スターローズで勃発したテロ事件を軸に、人類同士の争いを描く緊迫のエピソードを収録。
特に最新巻では、「皇女」ことテオーリアが、いよいよ物語の核心となるのが最大の注目どころだろう。アニメでは敵のウルガルから亡命してきた少女であった彼女は、マンガ版でも当然、超重要キャラであることは間違いないだろう。
そして、作中では存在自体が「機密」である彼女と、マンガ版オリジナルの主要キャラである少女・シュメリアとルックスがそっくりであることの理由やいかに!? というのも興味をひかれないはずがない。
何せ、そもそもシュメリア自身の正体は、第1巻から謎に包まれたままですから!

さらに、捨て身ともいえる行動を見せるイズルと、その専用機であるファヌエルの活躍ぶりも「やっぱり主人公はこうじゃなくっちゃ!」と溜飲の下がるポイント。
また、新たに加入するイズルの専用メカニックチームや、アニメでもおなじみのチームドーベルマンの本格参戦にも、さらに作品をにぎやかなものにしてくれそうな予感が高まる。
すでにチームドーベルマンのランディ大尉と整備次長のハマ・ホンダのフラれ回数をののしりあう"ザンネン"なライバル関係もほほえましいが、アニメではそれほどスポットが当たることがなかったピットクルーがしっかり描かれるのも、長期連載のマンガ版ならではのお楽しみだ。
そんな細やかな人物描写もおいしくいただきつつ、おそらくテロの首謀者と思われるお方をはじめとする、ドロっと濃いドラマ部分にも期待……と、最新巻も様々な要素がてんこ盛り。
ここに学園で生活をともにした仲間が参戦した日には、どれほどの熱さに……? と、まだまだ気になることが山のようですよ!



<文・大黒秀一>
主に「東映ヒーローMAX」などで特撮・エンタメ周辺記事を執筆中。過剰で過激な作風を好み、「大人の鑑賞に耐えうる」という言葉と観点を何よりも憎む。

単行本情報

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