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10月11日はボビー・チャールトン(サッカー選手)の誕生日 『栄光なき天才たち』を読もう! 【きょうのマンガ】

2016/10/11


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

10月11日はボビー・チャールトンの誕生日。本日読むべきマンガは……。


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『集英社文庫 栄光なき天才たち』 第3巻
森田信吾 集英社 ¥619+税


きょう10月11日は、イングランド元代表のサッカー選手ロバート(ボビー)・チャールトンの誕生日である。

1937年に生まれたボビーは、17歳でマンチェスター・ユナイテッドに入団。
メキメキと頭角を現してレギュラーに定着したものの、1958年に欧州カップ(チャンピオンズカップ、現在のUEFAチャンピオンズ・リーグ)に出場した際、レッドスター・ベオグラード(当時ユーゴスラビア)との準々決勝の帰路にチームを乗せた飛行機が墜落してしまう。
いわゆる「ミュンヘンの悲劇」だ。
この時ユナイテッドは、主将ダンカン・エドワーズをはじめ8人の主力選手を失った。

『栄光なき天才たち』(森田信吾)は偉人の業績を紹介する伝記コミック・シリーズだが、コミックス第13巻(文庫版第3巻)に収録されている「マンチェスター・ユナイテッド」編は、個人ではなくチーム全体をフィーチャーした回になっている。本作が「週刊ヤングジャンプ」に掲載されたのは1989年。まだJリーグが創設されるより以前のことであり、海外のサッカー事情は、日本ではあまり知られていない状況だった。

本作では「ミュンヘンの悲劇」からの「赤い悪魔(マンチェスター・ユナイテッドの愛称)」の復活劇を紹介している。
悲劇から10年後、チャンピオンズ・カップ決勝の舞台に立ったボビー・チャールトンとユナイテッドの面々は、サッカーの聖地ウェンブリー・スタジアムでSLベンフィカ(ポルトガル)と対決することに。
ボビーはこの試合で2ゴールを決めて、チームを優勝に導く。英雄ボビー・チャールトンを中軸に、亡くなった8人を含めた数々の「栄光なき天才たち」がチームを支え、この奇跡をなしとげたのである。
ラストは、優勝カップに注いだシャンパンをボビーが8人の墓にかけるシーンで締めくくられる。

ちなみにボビー・チャールトンは、1997年7月22日、駒場スタジアムで行われたシャープカップでマンチェスター・ユナイテッドと浦和レッズが対戦する時に来日。当時流行していたイングランド代表のサポーターズ・ソング「Three Lions」のテーマにあわせて入場し、大観衆の前に姿を現した。
なお、この日のハーフタイム中、フランスW杯のアジア最終予選の組み合わせが発表され、日本のW杯初出場への長く苦しい戦いが幕を開けたのである。

そして2016年のきょう10月11日、日本代表はやはりロシアW杯の出場権をかけて、アウェイ・オーストラリアの地でアジア最終予選を戦う。
日本時間18時(現地時間20時)のキックオフまでに本作を読み、終わりなきサッカーをめぐるドラマに思いをはせたい。



<文・加山竜司>
『このマンガがすごい!』本誌や当サイトでの漫画家インタビュー(オトコ編)を担当しています。
Twitter:@1976Kayama

単行本情報

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