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10月22日は黒部進(俳優)の誕生日 『ウルトラマン』を読もう! 【きょうのマンガ】

2016/10/22


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

10月22日は黒部進の誕生日。本日読むべきマンガは……。


ULTRAMANkanzenban_s01

『ウルトラマン【完全版】』 第1巻
楳図かずお 復刊ドットコム ¥1,850+税


本日10月22日は、『ウルトラマン』のハヤタ隊員役で特にその名を知られる俳優・黒部進の誕生日。

氏の俳優としてのキャリアを簡単に記しておくと、1962年に東宝ニューフェイスに応募。
そして翌年に『暁の合唱』で正式にスクリーンデビューを果たしたのちに東宝テレビ部へ異動。その頃はギャングの一員などの端役も多かったが、まず1966年に『ウルトラQ』第8話「甘い蜜の恐怖」でメインゲストをつとめたことでウルトラシリーズに初参加。
そして同年7月から放送が開始される『ウルトラマン』の主役に抜擢され、その名を歴史に刻んだ……といっても過言ではない。

そんなわけで、やはり本日は『ウルトラマン』にちなんだマンガをピックアップしたいが、いくつかあるコミカライズ作品のなかでとりわけ強烈なインパクトを放つのは、やはり「週刊少年マガジン」(および「別冊少年マガジン」)で連載された楳図かずお版の『ウルトラマン』だろう。

今年は放送50周年のアニバーサリー・イヤーだったこともあり、カラー扉絵も完全収録された「完全版」が刊行されたことも話題となったが、テレビの『ウルトラマン』と比べると「楳図かずおらしさ」炸裂のホラーテイストが濃厚。
特に放送開始よりも約1カ月先がけて発表されたバルタン星人のエピソードは、バクテリアに侵された人間がしだいにバルタン星人の姿に変化していくうえ、水道水を通して団地の住民が続々と怪物と化し、集団で科特隊の仲間たちを襲撃……という、「分身」ではなく「増殖」するバルタン星人が怖すぎ。

ほかにもテレビ版の「キュート」と呼んでも差しつかえないであろう姿とは違い、子どもたちが怖すぎる怪獣の絵を描いている「二次元怪獣ガヴァドンの巻」や、どう考えてもホラー描写に力が入りすぎた結果、普通に考えればクライマックスになりそうなバトルの決着が「その後ウルトラマンがジラースをたおしたことは ここに書くまでもありません」という内容の文字だけですまされている「なぞの恐竜基地の巻」など、楳図かずおの作家性が自由奔放に発揮されたエピソードの数々は必読。
そして、そんな作風だからこそ、当時のほかのコミカライズ作品よりはハヤタたち科特隊メンバーの出番も多いことも付け加えておこう。

もっとも、やたらと印象に残るのは「ケケケケ」と笑う半分人間のバルタン星人に代表される、トラウマもののコマですけどね!



<文・大黒秀一>
主に「東映ヒーローMAX」などで特撮・エンタメ周辺記事を執筆中。過剰で過激な作風を好み、「大人の鑑賞に耐えうる」という言葉と観点を何よりも憎む。

単行本情報

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