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『弟の夫』(田亀源五郎)ロングレビュー! 弟の“夫”はガチムチのカナダ人!? 戸惑うノンケ兄貴の悩ましい日々が始まった

2015/06/24


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『弟の夫』第1巻
田亀源五郎 双葉社 \620+税
(2015年5月25日発売)


今年3月、渋谷区で同性カップルに同性婚に準ずる「パートナーシップ証明書」を発行する条例が日本で初めて可決・成立された。

世界に大きく遅れをとってはいるものの、日本でもようやく同性愛者の権利を保護する動きは高まりつつあるし、著名人のカミングアウトやオネエタレントの活躍も手伝ってか、個人レベルでの同性愛に対する関心や理解も、ひと昔前に比べると飛躍的に高まっている気もする。

しかし、だからといって、自分のなかに偏見や間違った理解がないかといえば「?」になるし、デリケートな問題だけに、どこまで踏みこんでいいのかわからない――。
そんな「当惑」こそが、大多数のノンケの日本人の同性愛に対する「正直なところ」ではないだろうか。

『弟の夫』は、まさにそんな「当惑」を描いたマンガだ。

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弥一と夏菜の父娘2人暮らしの家に、マイクと名乗る男がカナダからやってきた。マイクはカナダで亡くなった弥一の双子の弟の結婚相手だった――。
マイクに誠意を持って接しながらも内心当惑する弥一。彼とは対照的に嬉々としてマイクに懐き、「男同士で結婚って出来るの?」とストレートな疑問を投げまくる夏菜。
まっさらな子供の目線からガチガチに凝り固まった大人の既成概念に揺さぶりをかける、ベタなまでの「正攻法」に、のっけから不意を突かれる。

ゲイ界の重鎮が、こんな平凡なノンケのチマチマした不安や葛藤を描くとは……。意外ではあるが、それでいいんだよとポンと肩を叩かれた気分になる。知らないことは罪ではない、知ろうとしないことが罪なのだ……!

ゲイ界の重鎮が、こんな平凡なノンケのチマチマした不安や葛藤を描くとは……。意外ではあるが、それでいいんだよとポンと肩を叩かれた気分になる。知らないことは罪ではない、知ろうとしないことが罪なのだ……!

単行本情報

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  • 『きのう何食べた?』第1巻 Amazonで購入

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