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【カンヌ映画祭パルムドール受賞!】是枝裕和監督最新映画 『万引き家族』 舞台挨拶レポート! 安藤サクラ「『納豆ごはんみたい』だった」!?

2018/06/12


第71回カンヌ国際映画祭の【コンペティション部門】において、パルムドール(最高賞)を獲得した是枝裕和監督の話題作、『万引き家族』が6月8日より、全国公開中!
そして6月9日(土)にTOHOシネマズ 六本木ヒルズにて映画「万引き家族」の公開記念舞台挨拶が開催され、キャストのリリ-・フランキ-さん、安藤サクラさん、是枝裕和監督らが登壇!
今回は、その舞台挨拶の模様を「このマンガがすごい!WEB」にてお届けします!

佐々木みゆちゃんが是枝監督に「世界でひとつだけのパルムドール像」をプレゼント……!?

舞台挨拶には、リリーさん、安藤さんのほか、松岡茉優さん、樹木希林さん、子役の城桧吏くん、佐々木みゆちゃん、池松壮亮さんも登壇。

じつは「6人家族」が集結したのは、カンヌ国際映画祭以来ということで、まずは家族全員&観客のみなさんでパルムドール受賞をお祝い!

祝福を受け、是枝監督は「小さく産んで小さな声で届けようと、スタートした作品でしたが、結果として広く遠くまで作品を届けることができたのは、スタッフとキャストがとてもいいかたちで支えてくれたおかげ」と語りました。

続けて、一家の主である柴田治役を演じたリリー・フランキーさんは、「たくさんの方に見てもらう機会が増えてうれしい」と笑顔で語りました。


そしてトークは撮影当時の思い出話に。
治の息子である祥太役を演じた城桧吏くんは、「魚釣りとかや海のシーンが楽しかったです」とコメント。それに対し、リリーさんが「完全にレジャー感覚で撮影していたようですね」とツッコみ、本当の親子のようなやりとりに、会場からも笑い声が!

さらに、治の妻・信代役を演じた安藤サクラさんの、「是枝組と過ごした時間は、すごく短くて穏やかなのに、ところどころとんでもない興奮と爆発が起こる感じで感覚がおかしくなりそうでした。監督やここにいるみなさんはものすごい方なのに、納豆ごはんのような感じなんです」と奇想天外な発言に、リリーさんは「これはいつも通りのトークですね(笑)」とツッコむ一幕も。
安藤さんは続けて、「納豆ごはんを食べるお茶わんのように心地よく受け止めてくださるんです。ただ、この家族とひと区切りがつくと思うとさみしくてしょうがないです」と心境を語りました。

信代の妹・亜紀を演じた松岡茉優さんは、「今日はカンヌ以来「家族」に会えるということでうれしかったんですけど、家族に初めて4番さん(池松さん)を紹介できてうれしいです!」と笑顔を見せました。
そして亜紀が勤める「JK見学店」の客を演じた池松壮亮さんは、「(映画を)観終わった時に興奮してつい是枝監督に握手を求め、『カンヌ取ってきてください』といってしまった。そしてとんでもないお土産をもってきてくださり、まさか平成の終わりにこんなことが起きるかと思っていなかったので、平成生まれとしてはすごいうれしかったです」と喜びをあらわにしました。

一家の最年長である祖母の初枝役を演じた樹木希林さんは、「河瀬直美監督がこの間電話をかけてきて、『是枝監督が長いこと貯めてたものが一挙に花開いた。本当にすばらしい』と絶賛していたエピソードを披露。また、「世界に認められたというのが快挙だし、作家性じゃないかと思い、みんな感謝しています」と語りました。

そしてのちに柴田家の一員となる少女・ゆりを演じた佐々木みゆちゃんからは、なんと是枝監督に「手づくりパルムドール像」のプレゼントが!

パルムドール受賞後、朝起きてすぐにひとりでつくったというみゆちゃんの渾身の一作を見て、是枝監督は「本物はプロデューサーにあげて、こっちをいただきます」とコメント。

最後の言葉として、是枝監督は「この映画は納豆ごはんのような映画です(笑)」と語り、続けて「毎日食べられると思います。見るたびに味わい方の変わる映画になったはず。長くこの公開を続けていきたいので、ぜひまた劇場に足を運んでください」と締めくくりました。

映画とともに、是枝監督書きおろし小説も大ヒット中!

さらに映画にあわせて、是枝監督自身が自ら書き下ろした映画の小説版『万引き家族』が、絶賛発売中!

『万引き家族』
是枝裕和 宝島社 ¥1300+税
(2018年5月28日発売)

発売後も紀伊國屋書店梅田本店や三省堂書店池袋本店など多数の書店でランキング1位を獲得し、すでに手に入れていただいた読者のみなさんから、TwitterなどのSNSで「映画と同じく終盤がヤバい!」「読み終わったあとに恋しくなって、また後で読み返してしまいそう……」などの声を続々といただいています!
なんと、発売から2週間足らずで、驚異の3刷重版&累計発行部数が10万部を突破!!!

小説『万引き家族』では、映画では描かれていない登場人物たちの過去や、ひとつ屋根の下で暮らす家族たちの、複雑に絡み合う想いや「声にならない声」が明らかになります。
また、題字とイラストはミロコマチコ氏、装丁は大島依提亜氏と、第一線で活躍するクリエイターが担当。

じつは、表紙のビー玉のイラストにもある秘密が! ぜひチェックしてみてください!
映画鑑賞前はもちろん、鑑賞後に読むとより作品のメッセージに向き合える一冊になっており、映画を観終わった後、この本で余韻に浸り、噛みしめながら読むことを強くオススメします!!!

是枝監督最新作『万引き家族』絶賛上映中!!!

6月8日(金)より、全国300館以上で、『万引き家族』が上映中!
「10年くらい自分なりに考えて来たことを全部この作品に込めようと、そんな覚悟で臨みました」と語る是枝監督が本作で描く、「家族を超えた絆」とは―――?
「誰も知らない」や「そして父になる」をきっかけに是枝作品に魅了されたファンの方はもちろん、パルムドール受賞で大きな話題を呼び、「どんな作品なんだろう?」と気になっている方は、ぜひスクリーンでご覧いただくことをおススメします!

公開劇場一覧はコチラ!!!

気になる「万引き家族」のストーリーは?

さらに、今回のパルムドール受賞をうけて、劇場の公開館数が300館以上に拡大&海外の149の国と地域に販売が決定!
いったいどんなストーリーかというと……

<STORY>
高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、柴田治(リリー・フランキー)と信代(安藤サクラ)の夫婦、息子の祥太(城桧吏)、信代の妹の亜紀(松岡茉優)の4人が暮らしている。彼らの目当ては、この家の持ち主である祖母の初枝(樹木希林)の年金だ。
足りない生活品は、万引きで手に入れていた。社会という海の底を這うような家族だが、なぜかいつも笑いが絶えず、口は悪いが仲良く暮らしていた。
冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子・じゅり(佐々木みゆ)を見かねた治が家に連れ帰る。体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにする。
だが、ある事件をきっかけに、家族はバラバラに引き裂かれ、それぞれが抱える秘密と切なる願いが次々と明らかになっていく―――。

映画情報:『万引き家族』

■上映情報
公開日:6月8日(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
配給:ギャガ

 

■CAST
柴田治:リリー・フランキー
柴田信代:安藤サクラ
柴田亜紀:松岡茉優
柴田祥太:城桧吏
ゆり:佐々木みゆ
柴田初枝:樹木希林
ほか

■STAFF
監督・脚本・編集:是枝裕和
音楽:細野晴臣(ビクターエンタテインメント)
ほか

■公式サイト
http://gaga.ne.jp/manbiki-kazoku/

■公式twitter
@manbikikazoku

映画では語りつくせなかった「家族を超えた絆」を、ぜひ本でたしかめてください!

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