『バクマン。』第1巻
大場つぐみ(作) 小畑健(画) 集英社 \400+税
原作・大場つぐみ、作画・小畑健の「バクマン。」の主人公、真城最高(通称・サイコー)は1994年2月18日生まれ。
中学3年生のとき、クラスメイトの高木秋人(通称・シュージン)にコンビを組んで漫画家を目指そうと誘われる。
『バクマン。』は、様々なマンガ、出版社などが実名で登場する。
そして彼らがマンガを持ちこむ雑誌は『バクマン。』が掲載されていた「週刊少年ジャンプ」だ。そしてジャンプのシステム、アンケートの結果による方針や出版社との契約制度など、マンガ業界の事情がつまびらかに描かれている。
サイコーが漫画家を目指す理由は、自分の好きな子・亜豆美保と「アニメ化したら結婚する」という約束をしているから。
リアルなマンガ道を描きながら、ありえないほどピュアな恋愛要素が入っているというところも作品のみどころのひとつである。
2015年10月には主演・佐藤健、神木隆之介による実写映画も公開するので、いまからマンガを読んで復習しておきたい。
<文・小林美姫>
ぴあを経てフリーで活動。『井上雄彦ぴあ』『ワンピースぴあ』『ポケモンぴあ』『プリキュアぴあ』『細田守ぴあ』(ぴあ)、『プリキュア10周年公式ブック』(メディアパル)など。
Twitter:@mikitty116