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『火葬場のない町に鐘が鳴る時』第1巻 碧海景(作) 和夏弘雨(画) 【日刊マンガガイド】

2015/07/22


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『火葬場のない町に鐘が鳴る時』第1巻
碧海景(案) 和夏弘雨(画) 講談社 \602+税
(2015年6月27日発売)


未知の恐怖が迫りくるサスペンスホラー、1・2巻が同時発売!

「日が暮れても外で遊んでいると、冥奴(めいど)様に連れていかれるよ」。山あいの小さな町・みとず町では昔から、子どもはそんなふうに言われて育ったものだった。
両親とともに10年ぶりにこの町に帰ってきた勇人は、その“迷信”が具現化したことを身をもって知ることに……。

この田舎町では午後6時になると鐘の音が鳴り響き、その音が聞こえたら夜が明けるまでけっして外に出てはならないという。
幼なじみの咲に迷信の話を聞かされてもにわかには信じられない勇人は、実際に“冥奴様”に対面し、混乱しつつも事実を受けいれざるをえなくなる。

夕方6時になると鳴る鐘の謎、冥奴様の正体は? 町の歴史、そして10年前にはなかった山にそびえるピラミッドとの関係は?
めくるめく謎と得体のしれない恐怖が迫りくる。なんだか夕暮れ時を恐ろしく感じてしまう……要注目の作品だ!



<文・粟生こずえ>
雑食系編集者&ライター。高円寺「円盤」にて読書推進トークイベント「四度の飯と本が好き」不定期開催中。
ブログ「ド少女文庫」

単行本情報

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