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4月8日はタイヤの日 『W3(ワンダースリー)』を読もう! 【きょうのマンガ】

2016/04/08


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

4月8日はタイヤの日。本日読むべきマンガは……。


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『手塚治虫トレジャー・ボックス W3 ワンダースリー』
手塚治虫 国書刊行会 ¥15,000+税


本日4月8日は、2000年よりタイヤの日と定められている。
多くのドライバーにタイヤへの関心を喚起し、交通安全対策の推進活動を行う日として、春の全国交通安全運動の実施月である4月、「輪」のイメージを持つ8日がタイヤの日となった。

というわけで、本日は漫画界のタイヤ代表、『W3』に登場するビッグ・ローリーを紹介したい。
ビッグ・ローリーは、銀河連盟による調査のために地球に送り出されたW3(ワンダースリー)の一員・ノッコによって作り出され、劇中に登場する。
その速度は最高時速5000キロにまで達し、水中も走行可能、さらに搭乗者の思念を感じ取って動くため、操縦に特別な技術は不要と、地球とはスケールの違うテクノロジーを感じさせる乗りものだ。

また、ビッグ・ローリーの特異なポイントは、なんといってもそのビジュアル。
中心部に操縦席があるだけで、あとはタイヤそのもの……というユニークな外見は、当時多くの人を驚かせたのではないだろうか。
フィクション作品では、アニメ『機動戦士Vガンダム』のアインラッドや、マンガ『GANTZ』に登場するガンツバイクなどなど、一輪走行可能なビッグ・ローリー、リスペクトというべきマシンが現在も続々と登場している。

また、一輪マシンがフィクションの世界だけのものかと言うと、そんなことはない。
1932年にイギリスのJ.H.パービス博士によって開発された一輪車「Dynosphere」など、ずいぶん昔からその発想自体は一部の人々のなかにあったのだ。
現在では、オランダの会社より販売されている一輪バイク「Wheelsurf」の登場もあり、海外では普及のきざしをちょっとだけ見せている。

いつか、この地球が一輪バイク乗りの楽園になる日も遠くない……のかもしれない。



<文・山田幸彦>
91年生、富野由悠季と映画と暴力的な洋ゲーをこよなく愛するライター。怪獣からガンダムまで、節操なく書かせていただいております。
Twitter:@gakuton

単行本情報

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