日々発売される膨大なマンガのなかから、「このマンガがすごい!WEB」が厳選したマンガ作品の新刊レビュー!
今回紹介するのは、『ぐらんぶる』
『ぐらんぶる』 第6巻
井上堅二(作) 吉岡公威(画) 講談社 ¥590+税
(2016年8月5日発売)
大学のダイビングサークルで展開される青春コメディ。
第6巻では、主人公伊織が所属するダイビングサークルに入っている愛菜と梓の大学の学園祭が中心となって話が進む。チケット制で簡単に入れない女子大の学園祭とあって、伊織たちは壮絶なチケット争奪戦を繰り広げる。
チケットをゲットできたらできたで、学園祭でおとなしくしているという約束を守れず、追い出されてしまう。今度は再入場するために右往左往する。
と、あいかわらずダイビングの話はどこ吹く風って感じだが、まあ、それもよし。
今回はバカ丸出しな話だけでなく、最後の最後でちょっといい話的に終わっている。 まあ、本当に良い話だったかは微妙ではあるが、ふだんの『ぐらんぶる』から考えるとじゅうぶんいい話といえる。 こういう展開も悪くないなと思うことうけあいだ。
<文・岡安学>デジタルモノなどのガジェット系を中心に雑誌やWebで活動するフリーライター。元ゲーム誌編集者で、ゲームやアニメ、マンガなどのメディアも守備範囲。ソフトとハードのどちらもこなす。現在、生活総合情報サイト「オールアバウト」にてデジカメのガイドも務める。