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5月7日は「『第九』がウィーンで初演された日」 『第九のマギア』を読もう! 【きょうのマンガ】

2017/05/07


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

5月7日は『第九』がウィーンで初演された日。本日読むべきマンガは……。


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『第九のマギア』 第1巻
漣一弥(著) 堀江宏樹(監修) KADOKAWA ¥533+税


今日、5月7日はベートーベン(ベートーヴェン)の交響曲第9番、通称「第九」がウィーンで初演された日だ。

日本では年末の風物詩として有名な「第九」。
今日はそれをタイトルに持つ作品『第九のマギア』をご紹介したい。作曲者であるベートーベンを始め、名だたるクラシック音楽家が名を連ねるバトルファンタジーだ。

とある事件で両親を失った高校生、巣村武(すむら・たける)。彼は両親の死に悪魔が関わっていると確信し、悪魔を祓ってくれる退魔師――マギアを探し始める。
そしてたどりついた事務所で出会ったのは、風変わりな男、その名もベートーベン。変わり者だが腕は一流の彼は、「LVB魔曲教会」、通称「魔会」と呼ばれる退魔師たちのリーダーだった。「#9」(ナンバーナイン)という店に集う退魔師たちはベートーベンだけでなく、シューベルトにリスト、バッハとそうそうたる面々。
彼らとともに、巣村の新たな運命が回り始める――。

なんといってもこの作品の魅力はキャラクターにつきるだろう。
「魔曲」を武器に戦う退魔師は、もとの音楽家の性格も彷彿させる強烈な個性の持ち主ばかり。なかでもリストは、いい意味でかなりヤバい設定。女子の読者をどぎまぎさせること間違いなしである。
濃いめのキャラクター、ド派手でワクワクする展開。ページをめくるのも楽しい1冊だ。

ちなみに本日5月7日は、この作品にも登場する有名作曲家がなんと2人も生まれている。
ブラームス(1833年)とチャイコフスキー(1840年)がそうだ。
作品内でどんな活躍をするかは、どうぞあなたの目でお確かめください。



<文・山王さくらこ>
ゲームシナリオなど女性向けのライティングやってます。思考回路は基本的に乙女系&スピ系。
相方と情報発信ブログ始めました。主にクラシックやバレエ担当。
ブログ「この青はきみの青」

単行本情報

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