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6月18日は「父の日」 『父の魂』を読もう!【きょうのマンガ】

2017/06/18


365日、毎日が何かの「記念日」。そんな「きょう」に関係するマンガを紹介するのが「きょうのマンガ」です。

6月18日は父の日。本日読むべきマンガは……。


Titinotamasii-Kindle_s01

『父の魂』(Kindle版) 第1巻
貝塚ひろし eBookJapan Plus ¥300+税


6月の第3日曜日といえば父の日。
父と子の絆を描いたマンガはたくさんあるけれど……長らく古本市場では稀少だったのだが、電子書籍化されて読みやすくなったこの作品を大プッシュ!

『父の魂』の主人公・南城隼人は、日本一のバット職人を父に持つ。
本作は1968年、「週刊少年ジャンプ」の創刊号から連載された作品だ。
野球マンガにしてこの設定、相当変わり種だし目のつけどころが今っぽい。
常々リメイクされてもいいかも、なんて思っているのだが。

南城隼人の父・丈太郎は、折れにくくはじきのいいバットづくりに燃える男。
母・民江の弟である波原(つまり隼人の叔父)はジャイアンツ所属のプロ選手だが、病を抱え実力を発揮できずにいる。そんな彼のために丈太郎は入魂のバットをつくるが、民江がそれを届けに行った日に波原は倒れて帰らぬ人に……さらに悲運は重なり、民江も事故死してしまう。
波原が心をなぐさめるために携行していた鈴と、波原のためにつくられたバットは丈太郎のもとに戻り、これが当時赤ん坊だった隼人の人生の道しるべとなるのだ。

バットに最適のトネリコの木を吟味し、1本1本精魂こめて手づくりする丈太郎のバットはプロ選手に評価される。
大量生産をするバット工場の妨害に苦しめられながらも、己の志を曲げない丈太郎。
丈太郎は仕事を息子に継いでほしいと強く望むが、隼人は野球選手を目指すようになっていく。

隼人が中学生の時、丈太郎は「父の魂」と彫ったバットを遺して逝く。
病魔に侵された父が命を削ってつくったバットを手にした隼人はどんな道を選ぶのか!?
人前では笑顔も涙も見せない、不器用にして頑固一徹の丈太郎。
父に似て一本気だがやんちゃな隼人。
バットを軸に父子の絆を描く熱い野球マンガは、川上哲治、長嶋茂雄、王貞治など実在の野球人がたくさん登場するのもまた楽しい!



<文・粟生こずえ>
雑食系編集者&ライター。高円寺「円盤」にて読書推進トークイベント「四度の飯と本が好き」不定期開催中。
ブログ「ド少女文庫」

単行本情報

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