日々発売される膨大なマンガのなかから、「このマンガがすごい!WEB」が厳選したマンガ作品の新刊レビュー!
今回紹介するのは、『ウルトラジャーニー ツインテール少女とツインテールな僕』
『ウルトラジャーニー ツインテール少女とツインテールな僕』 第1巻
閃凡人(画) ジコウリュウ(作) トオノキョウジ(脚)
円谷プロダクション(監修) まめっち(キャラクターデザイン)
講談社 ¥600+税
(2017年7月7日発売)
ゼットン、ゴモラ、ベムスター……ウルトラ怪獣を美少女化する「ウルトラ怪獣擬人化計画」企画の新作マンガ『ウルトラジャーニー ツインテール少女とツインテールな僕』だ。
突然現れた謎の2人組魔法使いのせいで、2人でひとりのツインテール少女にされてしまった少年・少女、ナタとヒナ。元の姿に戻るため、魔法使いを追って異世界を巡る旅に出る。
ツインテール少女をヒロインにキングジョー少女にミクラス少女などなど、既存の「ウルトラ怪獣擬人化計画」のデザインとはまた異なる『ウルトラジャーニー版』擬人化美少女が次々登場する。
しかしなんといってもヒロインのツインテール少女のデザインがおもしろく、リュックサック版ど根性ガエルというか、ヒナの髪型としてのツインテールが、そのままナタの尻尾としてのツインテールになっているというか……。言葉で説明するのは難しいのでぜひ、実際に見て確かめてほしい。
またかわいい擬人化怪獣だけでなく、モノホンの巨大怪獣バトルもある。ジェロニモン対バードンという好カードが組まれているのもポイントだ。
<文・前島賢>
82年生、SF、ライトノベルを中心に活動するライター。朝日新聞にて書評欄「エンタメ for around 20」を担当中。
Twitter:@maezimas