日々発売される膨大なマンガのなかから、「このマンガがすごい!WEB」が厳選したマンガ作品の新刊レビュー!
今回紹介するのは、『ハスリンボーイ』
『ハスリンボーイ』 第1巻
草下 シンヤ (作) 本田 優貴 (画) 小学館 ¥596+税
(2018年7月30日発売)
『ハスリンボーイ』は、現在「週刊ビッグコミックスピリッツ」で絶賛連載中の、裏社会を題材にした新感覚アウトロー・エンターテインメント作品だ。
タモツの手がける裏稼業は“道具屋”。暴力団、不良外国人、半グレといった犯罪をナリワイとする裏社会の住人たちに、非合法(ハスリン)ツールを提供する。非合法ツールとは、トバシ携帯、偽造ナンバープレート、バンプキーなどなど、およそ犯罪に使われるようなシロモノばかり。タモツは非合法ツールを調達するアブない仕事で金を稼いでいくのであった。だが、商売相手が裏社会の住人だから、トラブルも絶えることがなく……。
下手に出て愛想よくして、悪党(ワル)の使い走りで稼ぐタモツだが、裏稼業が順調になれば、徐々に商売相手となる連中のヤバさのグレードが上がっていく。
第1巻は2018年7月30日に発売予定! <文・加山竜司>
物語の舞台となるのは、欲望うずまく副都心・池袋。
主人公のタモツは、奨学金という名の借金を背負っている。順調に返済していっても、完済するころには43歳になってしまう。このままでは人生が“詰んでいる”と感じた彼は、社会人になる前に“借金”を完済するため、裏社会へと足を踏み入れた。
果たしてタモツは、魑魅魍魎うごめく裏社会で生き残ることができるか?
平成最後のピカレスク、開幕!
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『このマンガがすごい!』本誌や当サイトでの漫画家インタビュー(オトコ編)を担当しています。
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