『紅殻のパンドラ』第5巻
士郎正宗（原）六道神士（画） KADOKAWA/角川書店 ￥580+税
（2014年12月22日発売）

『攻殻機動隊』 meets 萌えっつーか、いい感じに『エクセル・サーガ』のズッコケ感をプラスしたっつーか……そんな近未来凸凹アクション『紅殻のパンドラ』も第5巻。

素直だけどスっとぼけてる全身義体のオーバースペックなガッカリ少女の七転福音（ななころびねね）と、相棒のネコ耳・メイド服の見かけは可憐でめちゃくちゃ強い戦闘アンドロイドのクラリオン。クラリオンを「クラりん」と呼び、まさに猫っかわいがりする福音とのセナンクル・アイランドでの生活も、まったりと慣れてきた。
しかし、ある日「しんぱいするな」というメッセージを残して不在となったクラりんに、不安が止まらない福音。

一方、遺憾なく強さを発揮し多脚戦車を駆るクラリオンのかっこよさったらないのだが、クルツ大佐と次巻はかなりマジで壮絶なバトルになりそうで、早くも次が気になる!!

＜文・小山まゆ子＞
フリーランスの編集・ライター。絶賛発売中!!　の『このマンガがすごい！2015』にも参加させていただきました。あと12月25日発売の『宝島AGES』の「80年代特集」にもチョロっと参加させていただいております。