『おこってないならこっちむいて』
かさいちあき 竹書房 \657+税
(2015年2月17日発売)
「ハイ、コレ!! これが“ワンコ攻め”の基本だぞ~。ここ、テストに出るからな~」的な、陸宮大希に一直線な飯島優は、まわりから「ペット」と認識されてるくらいの正統派(?)ワンコ系男子。
そんな「大希君大好き!」なド直球の愛情表現に、じつははまんざらでもないどころか優越感さえ持ってる大希。
モジモジして“お座り”してるだけかと思ったら、この優ちゃん、とんでもない! エロにも一直線だったよ!!
もうね、大希が好きすぎてヘソに挿入しそうになったりとか、「結婚部作ろうよ」とか……まぁ、おちつけ! ハウス、ハウス!! って感じ。
そんなタガのハズれた2人は、飛び出せ“性春”!ってなもんで、すぐにサカってどこでもヤってるありさま。
いきなり登場の優の弟・棗もかわいい顔してかなり性にオープンすぎてヒク(笑)。
そんな、棗のそもそものトラウマになった元凶の荒川との再会&忘れられない恋心再燃の「隣のオトコはあまくてにがい」は、トライアングルラブ(っつーかまぁ、棗の場合はサクっと3Pっていうか?)の予感――!?
<文・小山まゆ子>
フリーランスの編集・ライター。絶賛発売中!! の『このマンガがすごい!2015』、3月15日発売の『大人の少女マンガ手帖』にも参加させて頂きました。あと2015年3月25日発売予定の『宝島AGES』2号にもチョロっと参加させて頂いております。