『エースをねらえ!』第1巻
山本鈴美香 ホーム社 669
1975年7月5日、日本人の沢松和子選手が、日系アメリカ人のアン・キヨムラ選手とペアを組み、テニスの四大国際大会のひとつである全英オープンで、日本選手として初めて優勝した。
全英オープンは「ウィンブルドン選手権」と呼ばれるとおり、試合会場はテニスの聖地・ウインブルドン。ウインブルドンは、テニス選手が目指すゴール地点だ。
テニスを題材にしたスポ根女子マンガといえば、やはり山本鈴美香『エースをねらえ!』。
本作では、主人公の岡ひろみが、コーチである宗方の死から立ち直り、国際大会で優勝したのち、ウインブルドンへと向かう。
また、浦沢直樹『Happy!』や、塀内夏子『フィフティーン・ラブ』でも、最終的に主人公はウインブルドンで戦うこととなる。
ワールドカップの盛り上がりも一段落した今日この頃だが、本日7月5日はウィンブルドン選手権2014の女子シングルス決勝、明日7月6日は男子シングルス決勝だ。
テニス中継に熱中したあとは、名作テニスマンガを手にとってみよう。
<文・小林美姫>
ぴあを経てフリーで活動。『井上雄彦ぴあ』『ワンピースぴあ』『ポケモンぴあ』『プリキュアぴあ』『細田守ぴあ』(ぴあ)、『プリキュア10周年公式ブック』(メディアパル)など。
Twitter:@mikitty116