「このマンガがすごい!」編集部では、マンガ界の新たな才能を発掘すべく、マンガ新人賞「『このマンガがすごい!』大賞」を主催しています。現在、第6回「『このマンガがすごい!』大賞」の原稿を大募集中です!
優秀作品は、即単行本化! さらに、本サイト『このマンガがすごい!WEB』への掲載など、「このマンガがすごい!」編集部があなたの才能を、全力でプッシュします!
今回は、歴代の「『このマンガがすごい!』大賞」受賞者および選考通過作品の応募者のみなさんの現在の活躍を、一挙ご紹介!
まずは柴谷けん氏と斉藤由美氏が、それぞれ最優秀賞を受賞した、第2回と第3回から! これを読んで興味がわいた方は、今すぐ第6回「『このマンガがすごい!』大賞」に応募しよう!
第2回「『このマンガがすごい!』大賞」
最優秀賞 受賞作品
柴谷けん『小さいおじさんと、不機嫌な花子さん』
第2回「『このマンガがすごい!』大賞」は、柴谷けん氏の応募作「スモールさん」ほかの中編が最優秀賞を受賞。
受賞作は描き下ろし作品を加え、『小さいおじさんと、不機嫌な花子さん』として単行本化されました。
常にイライラしている女子高生・花子の家にやってきたのは、都市伝説で有名な〝小さいおじさん〟!
「自分の存在が消える前に、弟に謝りたい」と語るおじさんのため奔走することとなった花子を描く表題作を含む、連作3本が収録されています。笑いと感動が交互に訪れる、巧みなストーリー構成が魅力です。
現在、『このマンガがすごい!WEB』では、単行本冒頭に収録されている「山本さん」をマンガ試し読みページで公開中です!
漫画家デビューを目指す皆さん、「『このマンガがすごい!』大賞」では本作のように、いくつかの短編・中編・ショートショート作品を組み合わせての応募も可能ですよ!
柴谷けん『今夜は昨日の星が降る』
『小さいおじさんと、不機嫌な花子さん』の刊行後、宝島社から刊行された柴谷けん氏の作品第2弾。
地球滅亡まで、あと30日(くらい)!! 危機に瀕した地球を救うのは、トラウマを抱えた科学者か、幽霊か、それともありえないくらい不幸な少女か……?
サスペンスやホラー要素のあるエピソードから、ドタバタコメディまで。収録作ひとつひとつが繋がった、連作形式となっている単行本です。
現在は第1話と第2話の試し読みを公開中。デビュー作でも見せた、大胆なアイデアと緻密な構成が、驚きの結末を生み出しています!
また、柴谷氏は『WEBコミックアクション』(双葉社)にて、数万年後の地球を支配するイカが、人類の滅亡の理由を探る――というかたちで現代社会を皮肉ったオムニバス作品『ヒトはイカにして滅んだのか?』を連載、2014年1月28日に単行本発売。
さらに来月2015年1月13日には、「月刊COMICリュウ」(徳間書店)で連載されていた『ベビーリーフデイズ』の単行本も発売される予定と、大活躍中です。
「植物体質」という体を持った弟・ナツメと、彼の世話をする兄・ツバキの2人を描く、ちょっと不思議なハートフルコメディ、大賞受賞作品を読んで気になった方は、こちらも必読!
もちろん、宝島社でも柴谷氏の次回作を準備中。次々と広がっていく柴谷ワールドから、目が離せません!!
第3回「『このマンガがすごい!』大賞」
最優秀賞 受賞作品
斉藤由美『宇宙の瓶づめと猫と箱庭』
第3回「『このマンガがすごい!』大賞」は、斉藤由美氏の応募作「庭」ほかの短編が最優秀賞を受賞。
受賞作に大きな加筆修正を加え、再構成した単行本『宇宙の瓶づめと猫と箱庭』が刊行されました。
ポップな描線で描かれた世界観、そしてシニカルかつ軽妙なセリフで物語を進めていくキャラクターたちが魅力的な作品です。
不思議な庭で、人の言葉をしゃべる犬と取引をした女の子の物語、年老いた吸血鬼が神秘の生き物に心を奪われるショート作品など、バラエティに富んだランナップをお楽しみください!
現在は「庭 -ガルエデンの川岸-」「猫の子は名前など知らぬもの」「吸血鬼の客」の3作品が試し読み公開中です!
現在、斉藤氏は新作の短編発表の準備を進めています。
斉藤氏のように短編・ショートショートを得意とされている方、ぜひ「『このマンガがすごい!』大賞」に応募してみてください!
選考通過作品
川勝徳重「縁の下の蝸牛」ほか
第3回「『このマンガがすごい!』大賞」の選考通過作品のなかで、とくに異彩を放っていたのが、つげ義春先生や水木しげる先生の短編を彷彿とさせるシュールさ、そして既存作品にはない独自のユーモアを感じさせる、川勝徳重氏による応募作品でした。
残念ながら受賞は逃したものの、その戦後貸本マンガを彷彿とさせる、21世紀とは思えない作風(しかも応募時の川勝氏は、まだ10代!)は、編集部をいろいろな意味で驚かせました。
その後、本賞応募作を含めた、10代に川勝氏が発表した作品群をまとめた『十代劇画作品集』を自ら刊行。なんと巻末の解説は、漫画批評家・エッセイストの夏目房之介先生!!
現在は、装丁や広告、さらには包装にまでこだわった、同人雑誌『怪奇短編劇画集 蝸牛』の主催など、マイペースな活動を続けているようです。
選考通過作品
千秋りえ「図書館は9時まで開館しております!」ほか
「完成度」という点では、第3回「『このマンガがすごい!』大賞」の選考通過作品のなかでも、かなりのレベルを保持していた、千秋りえ氏の応募作。
図書館を舞台に、丁寧に描き込まれた絵柄にぴったりな、人と人との心を繋ぐやさしい物語が魅力的でした。
その後、千秋氏は「デサート」(講談社)の第34回「デザート新人まんが大賞」で、「放課後のまたたき」にて佳作を受賞。現在は「デザート」「コミックシーモア」などに短編を不定期で掲載中です!
第6回「『このマンガがすごい!』大賞」原稿大募集中!
「このマンガがすごい!」編集部では、マンガ界の新たな才能を発掘すべく、マンガ新人賞「『このマンガがすごい!』大賞」を主催しています。
本誌『このマンガがすごい!』のランキングや『このマンガがすごい!WEB』で特集されるような、「すごい!」作品の原稿を大募集! あなたの力作・自信作をお送りください。
SF、アクション、ファンタジーから、ホラー、恋愛、ギャグ、4コマ、ショートショート、時代劇、コミックエッセイまで……ジャンルは問わず!
ページ数は基本的に上限・下限なし。いくつかの短編・中編・ショートショート作品を組み合わせての応募も可。長編の場合、完成原稿が30ページ以上があれば、残りはネームもしくはプロットによる応募でも問題ありません。
商業媒体に発表していなければ、同人誌やウェブ媒体に掲載した作品の応募も可能です! 下記リンク先の「応募の決まり」に則ってさえいれば、製本された同人誌や、作品をアップしているURLを編集部に送るだけでも、新人賞に応募することができます。
すでに商業デビューされている方の応募も大歓迎です。「このマンガがすごい!」新人賞は、プロアマ問わず、幅広い才能の持ち主をお待ちしています。
本賞は、オリジナルのマンガ単行本を刊行することを目的としています。優秀作品は、なんと即コミックス化! 『このマンガがすごい!WEB』での掲載も……!?
狙え、単行本デビュー!
第6回の応募締切は2015年4月30日(木)※当日消印有効
応募要項の詳細はコチラから!