テレビドラマ『戦え!書店ガール』でも話題になっている書店員さんのお仕事。
棚おろし、イベント、お客様への対応……書店員さんたちはじつはとんでもなく忙しい!? 現実はドラマと全然違う!?
好きなマンガがいち早く読めてラッキー、……なんて考えは甘いんです!
ということで、今回は書店員さんのお仕事が垣間見れるマンガをご紹介!
なかでも「書店ガール」にスポットを当てた作品を取り上げたいと思います。……たしかにお仕事は忙しそうだけど、かっこいい彼氏ができるのは悪くないかも?
それではさっそく「書店ガールマンガ」をお楽しみください!
第1位 恋も仕事も順調! これぞ理想の「書店ガール」!
『本屋の森のあかり』磯谷友紀
『本屋の森のあかり』第3巻(全12巻)
磯谷友紀 講談社
小さな支店から、広い本店に異動することになった新米書店ガール・あかり。初日からさっそく、お客様の対応、新刊の入荷の多さにてんてこ舞いです。
細かく分類されたジャンルを覚えるのだってひと苦労。自分ではけっこう本好きだと思っていたあかりですが、副店長(爽やかなメガネ男子ですっ!)は月300冊近く読むみたいで……、ちょっと自信がなくなっちゃいます。(がんばれ、あかり!)
覚えることも多ければ、地味な作業が多いのも書店員さんのお仕事の特徴。いきなり図書カード1000枚の包装をすることになったりもするんです。(いつも本当にお疲れ様です!)
本作では書店員さんのリアルな日常が描かれているので、読むと本当に書店員さんに感謝したくなります。もちろん、恋愛要素もたっぷりあるので、あかりの書店員としての成長と、副店長との恋のゆくえの両方をあたたかく見守ってあげてくださいね。
フェアを考えるのも大事なお仕事!
第2位 クセモノ上司(ドS)に振り回されるヒロイン!
『かたおもい書店』畑亜希美
『かたおもい書店』第3巻(全3巻)
畑亜希美 小学館
マンガが大好きで書店員になった主人公・めばえは、なんだかひと癖ありそうな上司のいるコミック売り場で働くことに。掲載誌は「プチコミック」ということで、ラブ要素満載の「書店ガールマンガ」です。
仕事はできるけれど、ちょっとSな部分もある上司・芹沢さんは、「書店は体力勝負だから女の子はすぐやめちゃう」なんて思ってるみたい。体力には自信があるめばえは重い荷物も軽々運べちゃうけど、ある時レジでレシートをつまらせて、お客様を待たせてしまいます。すぐにまわりに助けを求めなかったことを芹沢さんに怒られためばえ。悔しくて目から涙があふれます。
そんなめばえに「ここで武器使うんだ」とボソっとつぶやく芹沢さん。(このドSめ!)
それでもめばえは、「なんでもします」と根性を見せます。(めばえ、よくいった!)
ひたむきにがんばるめばえのことを、芹沢さんもだんだん認めるようになり……。もしかして恋の予感!?
やっぱり一生懸命な女の子って、よりかわいく見えちゃうものなんです! めばえは、サイン会をきっかけに、人気漫画家さんにも好意をもたれたようで!?
お仕事はたいへんそうだけど、こんな風にモテるなんて悪くないかも? なんて思っちゃいます。
ささいなことにも幸せを感じちゃいます!
第3位 マンガ専門店の「書店ガール」は個性派ぞろい!?
『デンキ街の本屋さん』水あさと
『デンキ街の本屋さん』第9巻(以下続巻)
水あさと KADOKAWA
「日本のとある電気街」にある架空のコミック専門書店「うまのほね」で働く書店員さんたちの、忙しい日常を描く青春ラブコメディ。2014年にはアニメ化もされた大人気コミックです。
本作に登場する書店員さんたちはみんな個性的! でもマンガに対する愛情がたっぷりなんです。
地味な作業が長時間続くことも多々ありますが、たいへんなお仕事のなかに楽しさを見出す書店員さんたちを見ていると、こっちも楽しくなってきます。
ひとりひと棚自由に作っていいと言われて、タワーみたいに本を積んだり、巨大ポップを作ってきたり、自分の好きなBLジャンルで「男の友情SP」コーナーを作ったり。棚づくりひとつとっても、書店員さんによって全然違うものが作られちゃいます。
本作は、コミック専門書店のお仕事風景を知ることができるのはもちろん、ハイテンションコメディとしても楽しめます。かわいい女の子もたくさんでてくるので、とくに男性の方におすすめしたい作品です。
照れたらダメ?