夏といえば、花火大会! “リア充”の祭典です!
本日7月25日も、隅田川花火大会をはじめ、全国各地で花火大会が開催されます。
恋人同士のいちゃいちゃ問題はさておき、好きな女の子がいる男の子にとっては、一気に距離を縮めるチャーンス!
浴衣を着ている女の子は、いつにも増してかわいくみえちゃうものですよね。そんな好きな子の浴衣姿に気持ちがたかぶって、思わずキスちゃったり……なんて、大胆なのも、イケメンなら問題なし!?
ということで、今回は、恋人同士、もしくは恋人未満の男女の「花火デート」シーンが登場するマンガをご紹介いたします。これを読んで、花火デートの参考にしてくださいねっ。
第1位 お面越しのキスで心臓バクバク!
『星上くんはどうかしている』アサダニッキ
『星上くんはどうかしている』第2巻(以下続巻)
アサダニッキ 講談社
だれからも嫌われたくないため、八方美人な態度をとってしまう女子高生・三毛野いさりの学校には、同じ顔でも正反対の性格の双子・星上望(兄)と星上求(弟)がいます。
弟・求が成績優秀で学校の人気者であるのに対し、おっとりとした性格の兄・望はクラスでもちょっと浮いている存在。(いわゆる“ぼっち”男子!)そんな望に、ある日「友だちの作り方を教えてほしい」と頼まれたいさりは、彼のピュアでまっすぐな心に胸を打たれて、自分が友だちになることに!
平和な学生生活を送りたいがために守り続けてきたクラスの女子とのうすっぺらい友情よりも、望を選んだいさりは、なぜか弟・求に呼び出され、「望から離れろ」と言われる始末……いったいなぜ!?
じつは彼、極度のブラコンだったのです! 望LOVEすぎて、さっそくいさりの望への恋心も見抜いた求は、いさりの邪魔ばかりしてきます。でも思春期の男の子の「好き」と「嫌い」なんて紙一重。だんだんと求のいさりへの感情が「好き」に近づいていく……!?
第2巻では、望といさりが夏祭りデート!
といっても、クラスのみんなも一緒です。途中、人混みで2人ははぐれていまいまが、すぐに狐のお面をかぶった望が見つけてくれます。しかし、人混みに押されて急接近した2人は、お面越しに顔がぶつかってしまい……これってキス!?
足をひねったといういさりのために、人のいない暗がりで休憩する2人。いさりは勇気をふりしぼって自分の想いを伝えようとしますが、ここでタイミングよく花火が。(ああ、もうあとちょっとだったのに!
しかし、このあといさりに衝撃の事実が……! じつは、お面の下の正体は、いさりの大好きな望ではなく、天敵・求だったのです!
ついに、いさり、望、求の本格的な三角関係が始動!? 7月の「このマンガがすごい!」ランキングオンナ編第5位にランクインした本作、ますます目が離せません。
日刊マンガガイドでの紹介はコチラ!
好きな人が相手なら、事故チューだって期待しちゃう!
第2位 キスで伝わる……? ドSな彼の本心
『ココロ・ボタン』宇佐美真紀
『ココロ・ボタン』第3巻(全12巻)
宇佐美真紀 小学館
2度目の告白で、超エリート高校生の古閑くんとなんとかお試しでつきあってもらえることになった新奈(ニーナ)。古閑くんは、紳士そうにみえて、じつはかなりドSな男の子でした。
でもそんな古閑くんが大好きなニーナは、古閑くんに「期末テストで70点以上取れたら花火大会の日にデートしよう」って言われて、猛勉強をはじめます。しかし、慣れない勉強を無理してがんばったために、倒れてしまい……。
ニーナに無理をさせてしまったことを悔やむ古閑くんは、テストに関係なく、デートしてくれると約束してくれました。
さらに、花火大会に着ていく浴衣をいっしょに買いにいけたうえ、古閑くんに浴衣を「似合ってる」とほめられてニーナは上機嫌。しかし、花火大会直前に古閑くんが美少女と2人で歩いているところを見かけてしまいます。その子は従姉妹だと説明されますが、その従姉妹の女の子が、古閑くんとキスしたことがあると言ってきて!? いったいどういうこと!?
もやもやした気持ちのまま花火大会を迎えることとなったニーナは当日、思いきって古閑くんにキスのことを聞きます。それに対して、古閑くんは「気持ちが入っていたわけじゃない」と言いながらも、キスがあったことは認めていて……。
ニーナの目からぽろぽろと涙があふれます。そこで、ドS王子・古閑くんがとった行動とは……ニーナを引き寄せ、いきなりキス!
古閑くんらしい自分本位な行動といえばそれまでですが、このちょっとデリカシーにかける行動によって、このあと2人の関係がすてきに変わっていくなんて!! そういう意味では、この強引なキスはあってよかったのかも?
イケメンだから許される!?
第3位 さりげない会話のなかで胸きゅんワード炸裂!
『青山月子です!』湯木のじん
『青山月子です!』第2巻(以下続巻)
湯木のじん 集英社
交通事故によって記憶喪失になってしまった女子高生・青山月子は、社交的でみんなに明るくふるまっていたというもとの自分に戻るために奮闘中。
さっそく転校生の加賀美くんの世話を焼こうとする月子ですが、彼に「あまり話しかけないでほしい」と言われてしまいます。とはいえ、それでもめげない月子に加賀美くんもだんだんとほだされていき、加賀美くんは月子のことが気になり始めます。
「いっしょに花火見に行かない?」と加賀美くんに誘われた月子。当日2人で歩いていると、たまたま加賀美くんに告白していた女の子に出会います。モテるのにだれともつきあわないのなぜかと疑問に思う月子に、加賀美くんは「好きじゃなきゃつきあわない」と答えますが……。
そんな彼に対して月子は、好きな人ができたらお互いに協力しあおうと返します。ちょっと加賀美くんかわいそう……なんて思いますが、そのあとの加賀美くんの反応が、胸きゅんポイントです!
それにしても、湯木のじん先生が描く「男の子の嫉妬」にはいつもきゅんきゅんさせられますなあ。2人の関係がどう変わっていくのか、月子の記憶は戻るのかなど、今後の展開が楽しみな作品です。
イケメンにこんな台詞言われたい!